＜商品＞

Tillotson(ティロットソン）やWalbro(ワルボロ)などのモーターパラグライダー用キャブレターのハンディータイプのキャブテスターです。（海外ではPop off Gaugeと呼ばれています)

＜商品説明＞

Tillotson(ティロットソン)やWalbro(ワルボロ)などの モーターパラグライダーに使用されている ダイアフラムタイプのキャブレターの点検、修理、調整、メンテナンス時には欠かせないアイテムです。

通常のフロートタイプのキャブレターではメンテナンスやセッティングを行う際にまず一番最初にフロートレベルが規定値になっているかどうかから始まります。

もしフロートレベルが狂っていたらその後のジェット交換などのセッティングをいくら行ってもまったく無意味となってしまう位の大事な部分です。


フロートレベルとは身近な所ではトイレの水洗タンクの中にもフロートがあり、これもキャブレターと同じシステムでフロートの働きによって水洗タンク内の水量をいつも一定に保ちます。

水を流す時には毎回決められた必要な水量を排水し、次の排水のためにフロートの働きによって必要な量だけタンク内に水を流入させ規定値になれば流入を停止させます。

もしこのフロートレベルが狂ってしまうと、水が際限なくタンク内に流入する事で水がタンクから溢れだしたり（オーバーフロー状態）、

フロートレベルが低い場合には必要な水量がタンク内に確保されていないので流した時に少ししか水が流れなかったり、逆に高い場合には必要以上に水が流れたりします。


一方、Tillotson(ティロットソン）やWalbro(ワルボロ）などのモーターパラグライダーに使用されているなどのダイアフラムタイプのキャブレターでは、

このタイプのキャブレターの一番大きな利点でもある重力の影響を受けない為にフロート部分が存在しないのでそのかわりに、

メタリングダイアフラム、インレットニードル、インレットテンションスプリング、インレットコントロールレバーからなる部分でフロートシステムと同じ役割を担っています。

そしてインレットニードルが開閉する時の圧力の数値をキャブレターのチェック圧やポップオフプレッシャーといいフロートレベルとまったく同じ意味を持ちます。






チェック圧を決定する要素はインレットスプリングの強さとインレットレバーの高さで決められています。

インレットスプリングやインレットレバーの高さは、キャブレターメーカーからキャブレターの各モデルごとにそれぞれ細かく指定されています。


チェック圧は普通は簡単に狂ったりはしませんが、使用を重ねてくるとインレットレバーとインレットニードルの当たり面が削れてきてその反対側のレバーが持ち上がることにより、

チェック圧が下がったり。Walbroのキャブレターではインレットニードル先端のゴムの部分がインレットシートと当たり続けることで磨耗して段差ができ引っ掛かりやすくなったり、

ニードルの側面が磨耗してスムーズな作動が出来なくなったりします。また、中古のキャブレターとかで故意にインレットスプリングを伸ばしたりカットしたりや、

インレットレバーの高さを規定値よりも高すぎや低すぎなどにより、正常でない場合はいくらニードルを調整しても、いくらダイアフラムキットを新品に交換してもキャブレターは不調のままです。

各キャブレターのパーツの状態は目視でも十分点検は可能ですが、このチェック圧だけはキャブテスターを使用しないと判断が出来ません。

その為にキャブテスターを使用してキャブレターのチェック圧の状態を把握して、もし必要であればその値を正しい値に修正する必要があります。


＜使用方法＞

使用方法は簡単でキャブレターの燃料ホースの取り付け部分にキャブテスターのホースを差込みキャブテスターのポンプで加圧していきます、

そしてインレットニードルが開閉する時のキャブテスターのゲージの数値を読み取ります。各キャブレターや使用状況でそれぞれベストなチェック圧は異なりますが、

このキャブテスターでは初めての方にもすぐに良否の判断ができるようにゲージの一番内側の部分にレッド、グリーン、イエローの表示がしてあります。

どのタイプのキャブレターでもチェック圧は常にグリーンの範囲には入っている必要があります。レッドやイエローのゾーンではキャブレターは正常な働きをしてくれません。

また、このキャブテスターはキャブレターのボディなどの部分からのガソリン漏れのテストにも使用できます。

このキャブテスターを使って走行前や定期的にキャブレターをチエックすることによってキャブの不調などで貴重な一日を無駄に過ごすこともなくなります。

とても持ち運び易い大きさですので常に工具箱に入れて置く事で現地での急なキャブトラブルによる修理、調整、メンテナンスなどにも便利です。

エンジンがベストの状態の時のキャブレターのチェック圧をご自身で把握しておくことでその状態の再現も可能になります。

保管用のプラスチック製のケースも付属しています。測定レンジは0～30psiとモーターパラグライダー用のキャブレターの測定や調整にとても適しています。

ハンディポンプの下部にはプレッシャーをワンプッシュでリリースできるボタンが備わっています。

フライトの後にキャブレターの中に残っているガソリンを抜くのにも便利です。ガソリンがキャブの中に残ったままだとキャブトラブルの原因になります。

キャブテスターの取り扱いはとても簡単です、メーカーの取り扱い説明書は付属いたしませんが、

私の自作の物にはなりますが、WalbroのＷＢタイプのキャブを参考にしたテスターの使い方や注意点などを記した物を同封させて頂いています。

また必要でございましたら使い方やメンテナンス方法は購入時や購入後でも私の知っている限りではございますがアドバイスをさせて頂きます。

＜別売りパーツのご案内＞

Walbro純正のインレットレバーハイトゲージ、こちらは税込みで1100円になります。

ゲージにはWalbroキャブの各モデル名が刻印されていますので、その部分を上の写真の用にキャブレターに当てれば適切な高さかどうかが一目で判ります。

このゲージを使用すればインレットレバーの高さを毎回正しい位置にセット出来ます。

＜仕様＞

ゲージの大きさ５ｃｍ、クッションラバー付き
測定レンジ 0～30psi 0～2bar　0～2kg/c㎡
初めてでも判るカラーインジケーター表示
ワンプッシュリリースボタン付きハンディポンプ
１５０ｃｍのホース付き
重さ　２２５ｇ
ケースの大きさ　160mm x 110mm x 5

＜発送方法及び送料＞

発送方法は佐川急便を主に使用いたします。
料金は全国一律540円（税込み）になります。

15時までに入金が確認出来ましたら当日商品を発送を致します。

＜お支払方法＞

◎お支払い方法は銀行振り込み(ジャパンネット銀行、イーバンク銀行）もしくはヤフー簡単決済のいずれかをお選び下さい。

YahooオークションのIDをお持ちで無い場合はこちらまでご連絡お願いいたします。someya.hiroshi@nifty.com

＜その他＞

◎土曜、日曜、祝祭日は定休日なりまして、発送等は行っていませんので翌営業日の発送となります。

＜返品、保証、アフターサービスについて＞

万が一商品の初期不良などによる場合は直ちに代わりの商品を発送することで対応させて頂きます。
ご購入後３ヶ月間は無料による保証をいたします。 保証期間を過ぎましても、ゲージ部分、ポンプ部分など各パーツのみでもご購入する事が可能です。
ご参考までにこのキャブテスターは私の友人のレーシングカートのプロショップにて２年近く使用しても一度も壊れてはいません。