【真筆・美品】伊藤若冲「正月飾り図」対幅・これぞ若冲墨画・若冲墨画特有の飄逸な筆致・合致基準印(寸法共)典型的な二重印・紙本肉筆の商品情報

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【真筆・美品】伊藤若冲「正月飾り図」対幅・これぞ若冲墨画・若冲墨画特有の飄逸な筆致・合致基準印(寸法共)典型的な二重印・紙本肉筆 の落札情報

【真筆・美品】伊藤若冲「正月飾り図」対幅・これぞ若冲墨画・若冲墨画特有の飄逸な筆致・合致基準印(寸法共)典型的な二重印・紙本肉筆の1番目の画像
  • 落札価格:
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    入札件数:
    340入札履歴
  • サイト
    ヤフオク!
    残り時間
    終了
  • 開始価格
    100円
    入札単位
    1,000円
  • 数量
    1個
    商品状態
    中古
  • 開始日時
    2018年5月13日 20時15分
    終了日時
    2018年5月20日 22時39分
  • オークションID
    d282524410この商品をヤフオク!で見る

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商品説明










右「鏡餅ニ橙図」、左「懐紙ニ柏葉図」

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出品物の説明
若冲画としては、対幅であることも珍しいが、京都の錦市場界隈で青物問屋を営んでいた若冲ならではの、京都の正月の風情を伝える正月飾りのモチーフ(鏡餅に橙、懐紙に柏の葉)で、非常に珍しい図案であり、大変貴重な作品であると言える。
墨画としても若冲独特のタッチが良く出ている。丁寧に描かれた橙(だいだい)や柏の葉などは、青物問屋の旦那としての若冲の本領発揮といったところだろうか?
また、真作であることを証するような、勢いのある速い筆致も本出品作の特徴である。
印章は、藤汝鈞白文方印と若冲居士朱文円印の組み合わせによる、これも若冲真筆である事を証するような典型的な二重印であり「欠け」の位置や寸法、印影など基準印と寸分の狂いもなく、若冲の真作であると判断される。
また右端にも欠けのあることから、若冲後期の作であることが分かる。
表具は仕立て直されたもののようだが、非常に美麗である。
対幅の下地塗りは濃淡二色に、それぞれ塗り分けられている。
全体にコンディションが非常に良く、若冲墨画の名品であると評価できる。

【サイズ】
「鏡餅ニ橙図」
全体:178センチ×37.5センチ
紙本:109センチ×27.5センチ

「懐紙ニ柏葉図」
全体:176センチ×37.5センチ
紙本:106センチ×27.7センチ

【状態の区別】
特 上 中 下
★ ☆ ☆ ☆

【伊藤若冲(いとう じゃくちゅう、1716-1800)】
近世日本の画家の一人。江戸時代中期の京にて活躍した絵師。名は汝鈞(じょきん)、字は景和(けいわ)。初めは春教(しゅんきょう)と号したという記事があるが、その使用例は見出されていない。斗米庵(とべいあん)、米斗翁(べいとおう)、心遠館(しんえんかん)、錦街居士とも号す。
写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として曾我蕭白、長沢芦雪と並び称せられる。
(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B2)

【注意事項】
当方では、出品する前に鑑定機関にかけておらず、落款や作風に従って、タイトルに作家名などをつけています。特に古画につきましては、公式鑑定機関が現在どこにも存在しておりません。各自、価値判断の上、状態(オレ・シミ・イタミ・その他)を画像でよく御確認いただき、ご入札くださいますよう、よろしくお願いいたします。

落札後のご連絡は、落札日より24時間以内、ご入金手続きは3日以内にお願い致します。


(2018年 5月 19日 18時 23分 追加)
追記
「『果蔬涅槃図』に匹敵する「見立て」の作品か」

ご質問がございましたので、ここでお答えします。
「なぜ、紙が不思議なかたちで立っているのか?」とのご質問ですが、まず正月飾りで紙が用いられるのは、吉祥の根引き松を水引を付けた奉書紙や懐紙で包む場合です。あるいは、三宝などに熨斗(のし)紙を置いて、その上に根引き松を載せます。
但し、本出品作のように絶妙なバランスで立てられることはありません。また本出品作では、根引き松ではなく、正月まだ青々とした柏の葉が敷かれています。柏の葉には薬効があることが当時知られていたので、屠蘇散などと同様な意味合いで正月に用いられることは有りました。但し、その際に用いられる奉書紙などは、下に寝かせたかたちで置かれます。
そのため、本図のように奇妙なかたちで立てられた紙の異様さが際立ちます。
ところが若冲の場合、有名な「果蔬涅槃図」のような釈迦の涅槃図を果物や野菜で「見立て」た作品が存在します。中央に横たわる大根を釈迦に、その周囲を囲繞する果物や野菜を嘆き悲しむ弟子たちに「見立て」た超奇想系の若冲の代表作ですが、この絵の中でも、蕪や海老芋、かぼちゃや蓮の葉などが重力などないかのように直立して不思議なバランスで立っています。
このように、若冲の墨画は、彩色画の写生性とは異なり、まさに奇想の想像力が自由闊達に発揮される表現形式でもあり、その極め付けが「見立て」を使用した作品において発現されます。
そうして見ると、本出品作は「果蔬涅槃図」と対偶する「見立て」による作品であることは間違いないと思われます。
何を見立てたものかは、俄かには断定出来ませんが、「紙」のフォルムが風を後方から受けて婉曲した船の帆のようでもあるので、禅宗の有名な「帆掛け船」の考案のモチーフによるものか、勢い良く回って絶妙なバランスを実現する独楽(こま)に喩えられる座禅の姿勢や精神そのものかも知れません。そうすると対幅に描かれた鏡餅も釈迦や達磨の不動で安定した座相にも見えて来ます。若冲の作品のほとんどに「草木国土悉皆成仏」的な禅思想の隠喩が込められていると言われるほどなので、特に数少ない希少な「見立て」による作品であれば、「紙」や「鏡餅」にすら「仏性」を宿らせることは、当時の傑僧であった大典顕常禅師を師と仰ぎ禅と絵画を融合させた居士(在家の仏教徒)若冲においては当然の精神であったかもしれません。

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