63年製チャーチ 対応サイズ;オールデン990 8-8.5,パラブーツ 7-7.5,ジョンロブ8695 7.5-8,エドワードグリーン 7.5-8,jm westonウエストン の落札情報

• 落札価格：

  117,000円

  入札件数：

  110（入札履歴）

• サイト

  ヤフオク!

  残り時間

  終了

• 開始価格

  1円

  入札単位

  1,000円

• 数量

  1個

  商品状態

  中古

• 開始日時

  2018年8月12日 20時26分

  終了日時

  2018年8月19日 23時57分

• オークションID

  f286132663 （この商品をヤフオク!で見る）

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■商品説明

タイトル中参考サイズとして、定番モデルやラストから、この出品靴のサイズ感に近いものを挙げています。

あくまでも参考になりますので、詳細につきましてはご質問頂けますと幸いです。

なお、健康上の理由やコレクション目的等で、幅広いサイズの靴を所有しておりますので、その他の出品も是非ご覧ください。




―― コレクションを手放し、思想を残す。



わたしは、著作家・元スタイリストの革靴収集家でございます。


約50年世界を巡り、ストックは1,200足。


世界最高峰の靴職人たちの技術・情熱が、何十年もかけて結晶した我がコレクション。


これを残したまま、この世を去るわけにはいかない。


朽ちさせるわけにはいかない。


そして私は、そこにコレクターとして関わってきた人間として、"結晶" への想いを残さねばならない。



『コレクションを手放し、思想を残す。』


これが私の"終活"。


お付き合い頂けますと幸いです。


なお、現在日本で買えない靴（特にオーダー、ビスポーク、ヴィンテージ）を中心に出品致します。


皆様と同じ立場、履き手の立場の人間だからこそ出来ることを精一杯やりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。





【今後の方針につきまして】



日頃より、私の出品ページをご覧頂きまして、誠に有難う御座います。


先日、私の出品活動も一周年を迎えました。


一周年にあたって多くの方から激励のお言葉を頂戴し、皆様と共に革靴を楽しみたいと、益々強く感じております。



私のコレクションは量が量だけに、知人から『まとめて買い取ってもらったほうがいいのでは』と言われることもあります。


それも一理あるのですが、私が強い思想・意識を持って買い集めたものが一瞬にして金額という数字にかわってしまうことで、大切な何かを失う気がするのです。


その "大切な何か" こそ、現代社会で求められるものだと思います。


それは例えば、巨大資本が造る大きな声に左右されずに、語り、考える機会です。



私は皆様と共に、語り、考えたい。


『名もなきコレクターによる語りに耳を傾けてくれる人がいるのだろうか』


当初は、そんな懸念もありました。


しかし、皆様から頂いた激励のお言葉により、その懸念は一掃されました。




最近、仕事の他に、知人の靴店の手伝い等があり、非常に忙しくしております。


そのため、これからは出品の頻度が落ちてしまうかもしれません。


しかし、私の命ある限りは、すべてのコレクションについて、それをセレクトした際の思想・意識をお伝えしたうえで、皆様に履いて頂くという活動を続けます。


いつも本当に有難う御座います。





これまで、私のコラムは基本的に、ある靴に対し、それを選んだ意識・思想を記述するという構造でした。


つまり、一対一の構造が主でした。


この構造ですと、私の意識・思想にご共感され、ご興味を持って頂いた場合でも、それに対応する靴のサイズやデザインがお好みに合わず、お勧めできないというケースになる事が多々ありました。


このケースは想定していたものの、何か新しい事をお伝えすることが第一優先事項でしたので、仕方のないことと受け入れておりました。


結果的には、ご入札されなくても毎回コラムだけをご覧頂いている方も沢山いらしており、それは実に光栄で有難い事です。



しかし、皆様から、意識・思想を知るだけでなく、やはりそれに従う靴を実際に履いてみたいというお声も沢山頂戴して居ります。


そこで今回から、定期的にではありますが、一対多の構造での出品を増やしていきたいと思います。


つまり、意識・思想をグローバルテーマとしてお伝えし、そこから導かれた靴を、なるべく幅広いサイズで出品する、なるべく幅広いデザインで出品することに致します。


勿論、私もコレクターでは在りますが、履けないサイズの靴や履きにくいデザインの靴を手元に置くことは少ないですので、ご期待に沿えない事も多々ある事とは存じますが、可能な限りご期待に沿えるよう心がけます。




革靴界、特に日本の革靴界は現在ターニングポイントを迎えています。


60年代から革靴界を見てきた私は、そのように感じる。


ここでどうしても、靴好きの皆で『何が正しいのか』を考えるムーブメントを作って行かなければなりません。


いま "語り、考える機会" がどうしても必要なのです。


ほんの僅かでも、私はそこに寄与したいと考えております。





【今回のグローバルテーマとラインナップ】



テーマⅠ 『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』

テーマⅡ 『真のプレメンテナンスを施された有形価値財コレクション』


テーマⅠの意識・思想のもとで４足（ジョンロブ、グリーン、クロケット、チャーチ）、テーマⅡの意識・思想のもとで２足（パラブーツ、チャーチ）出品致します。


それぞれのテーマの詳細は、各ページをご覧ください。

今回は、２テーマともにかなり長文のコラムになっております。次回以降は、もう少し簡潔で、読み易いコラムを心がけますので、どうかご容赦ください。



今回は、この６足に加えて、自宅のロビーに飾っていた非常にプレミアムな２足を出品します。


合計８足と数が多くなりましたので、見やすくするため、サイズでアカウントを分けたいと思います。


アカウント【pmpmyj】【hh333yh】の２つのアカウントを使用いたしますが、【hh333yh】のほうに、８足中のより大きい４足をまとめます。


今回の出品も何卒宜しくお願い申し上げます。

1963年製のブルックスWAMチャーチ。



当ページの出品靴は、【今回のグローバルテーマとラインナップ】で言及している『プレミアムな２足』のうちの１足です。

当ページのコラムは、『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』『真のプレメンテナンスを施された有形価値財コレクション』の２つのコラムの内容を踏まえたものになっております。

ですので、この２つのコラムをご覧頂いたうえで、このページをご覧頂けますと幸いです。




現代においては、メーカーからすれば、有形価値への投資よりも、無形価値への投資のほうが効率的である。


そのため、いかに無形価値によって製品を選んでもらうか、企業は日々努力を重ねており、そこに莫大な資金を投じている。


それも功を奏し、消費者全体の傾向として、有形価値を求める度合いが低下して、無形価値を求める度合いが上昇した。


ブランドロゴだけで高額製品として成立し、しかもそれがバカ売れするケースが多い。


現代の革靴界にもその気配が見受けられる。


そのことは、"革靴のスーパーブランドクオーツ化" として『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』のコラムで詳しく議論した。




その議論を、ここでは、時代の流れとともに、有形価値重視傾向が低下して無形価値重視傾向が上昇したと言い換えよう。


『有形価値重視傾向が高い』とは、企業が有形価値への投資をより重視し、消費者全体の傾向として、有形価値を求める度合いが高いことを意味する。


『無形価値重視傾向が高い』とは、企業が無形価値への投資をより重視し、消費者全体の傾向として、無形価値を求める度合いが高いことを意味する。


また、『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』では、市場全体について考えていたが、市場ごとに細分化して、有形価値重視傾向／無形価値重視傾向を考えることもできる。


つまり、あらゆる時代のあらゆる地域の市場が、有形価値重視傾向／無形価値重視傾向を示す線分上にプロットできる。




これまで私は、現代の西欧・アメリカ・日本の靴界は、無形価値重視傾向が、現代東欧靴界に比べて高いと述べてきた。


そして、現代の東欧靴界では、有形価値重視傾向が、西欧・アメリカ・日本の靴界よりも高いと述べてきた。


有形価値重視傾向が高い時、市場では有形価値財が称賛され無形価値財が淘汰されるし、企業は有形価値への投資を無形価値への投資よりも重視する。


こういった背景があり、現代においては、東欧靴が有形価値財として最も優れており、現代の西欧靴やアメリカ靴よりも品質上ハイレヴエルだと論じてきた。


最近になって私のコラムをご覧になられた方ですと、私が東欧靴愛好家で、西欧靴やアメリカ靴を愛していないとも感じられるかもしれません。

そうではなく、私は、有形価値愛好家であり、それゆえに、現代の靴であれば、東欧靴をセレクトするというわけなのです。





しかし、東欧靴市場よりも、さらに有形価値重視傾向が高い市場があった。


60年代前半のアメリカである。


当時のアメリカほどに、有形価値重視傾向が高まった革靴市場はない。


有形価値重視傾向／無形価値重視傾向を示す線分上、有形価値重視側の最も端にプロットできる市場なのである。


フローシャイムケンムールの底の釘打ちを見ればわかるように、『うちはここまでやりますよ』と仕事の緻密さや、頑丈さで、各メーカーが火花を散らしていた。


もちろん、60年代前半のアメリカは、靴だけでなく、他の製品市場においても、史上最高レヴエルに徹底した有形価値重視だった。



『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』で述べた通り、当時のブルックスは "有形価値財の集合体" として機能していたが、60年代前半アメリカの有形価値重視傾向の高さに呼応して、ブルックスの機能も史上最高レヴエルだった。


そんなブルックスが、フローシャイムを筆頭とする、60年代アメリカ革靴界を牽引する有形価値創造者達に挑む。


そして、"有形価値財の集合体" として最も名高かった当時のブルックスにやってくる、目の肥えた有形価値愛好家に挑む。


その闘いに勝利するために生み出された1足が、この出品靴である。


ブルックスが、WAM企画して、1963年にチャーチが生産した。






これは『真のプレメンテナンスを施された有形価値財コレクション』でもある。



前節の説明でお分かりの通り、この出品靴も、他の4足と同じく『限りなく幻に近い有形価値財コレクション』の思想・意識から導かれる1足である。


つまり、有形価値創造者であった60年代前半のチャーチと、有形価値保証主体・企画主体であったブルックスによる傑作WAMの1つだ。


だが、同時に、『真のプレメンテナンスを施された有形価値財コレクション』の思想・意識から導かれる1足でもある。




この靴は、職人だった父から受け継いだものだ。


他にも数多くの靴を父から受け継いだが、同時に、思想・意識、それらとリンクした技術を受け継いだ。


つまり、それは有形価値愛好家としての哲学であり、有形価値創造者としての技術だ。


その技術の中に、『真のプレメンテナンスを施された有形価値財コレクション』のコラムで述べた、真のメンテナンス、真のプレメンテナンスも含まれる。



この靴には、55年間、真のプレメンテナンスを繰り返してきた。


父がメンテナンスしてきたものを、私が哲学や技術とともに継承し、そして継続してメンテナンスを施してきたのである。





旅のような靴でもあるし、愛のような靴でもある。



貴方様はこの靴に触れ、革靴からは感じたことのない感覚を覚えるだろう。


その感覚は、希少だから生まれるものではなく、品質が高いから生まれるものでもない。


もちろん、55年前のものが真に美を保っている点で、博物館級だ。


そして、現代の靴好きがどんなに資金を投じても、一生出会えない程にハイレヴエルな革質・仕事だ。



この靴と過ごすことで、あらゆる有形価値創造者が、55年の間、詰め込んできた "念" を感じる。


私や私の父、私の家を訪ねた職人、ブルックスやチャーチ。


私と彼らの "念" が集積し、それは圧倒的な希少性と品質をも超える力になった。



"念" を感じるとは如何なる感覚か。


喩えるなら、自然のなかの絶景を見ていて、あるいは花や昆虫を見つめていて、そこに引きずり込まれそうになる感覚である。


喩えるなら、人生の大切な場面で、愛する者の姿が思い浮かび、それに掻き立てられる感覚でもある。


どんな靴好きであっても、本来は靴からは得られない感覚だ。


しかし、誰もが人生のどこかで体験していて、大切にしている感覚だ。



そんな感覚は、われわれの人生を創っていく。


それを与えてくれる一足。


旅のような靴でもあるし、愛のような靴でもある。





■ サイズ



表記 42（現代のUK8から7.5前後に対応するイメージです。）


実寸 304×105mm程度(平面実寸) 個人間で計測方法が異なるかと存じますので、その点をご了承下さい。


日本で手に入るラストでしたら、UK6.5相当からUK8相当まではほぼ所有しております。


ですので、普段お履きの靴のサイズを質問よりご教示いただければ、可能な限りアドバイスいたします。





■ コンディション



プレメンテナンス上で必要であると考えたため、自宅敷地内（屋外で）で30分程度の軽い履き慣らしを行った程度です。


当然、極美品であり、大きなダメージは御座いません。


なお、オールドチャーチに特有の事象ですが、トップラインに若干のスレのようなものがあります。


2,000円程度で補修可能ですが、個人的には、そのまま履かれることをお勧めいたします。


55年前の靴ですが、アッパーはかなり健康です。


お気になる点ございましたら、必ずご質問をお願いいたします。





■ 中古靴を長く履くために



中古靴も、新品の靴をおろした時と同じく、週に2回20分程度の履き慣らしを2か月から3か月、もし可能であれば4か月ほど行ってから、本格的に履いて頂くのがベストであると思われます。


これによって、これから履ける期間が格段に長くなります。


これは、私の出品靴に関わらず、すべての中古靴を買った際にも活きる方法と思いますので、参考にして頂ければと思います。




■ 他のアカウントに関しまして



海外・日本からオークションページにアクセスする関係で、頻繁にセキュリティ問題に引っ掛かります。


そのたびにロックがかかるため、アカウントを複数用意しています。


復活できないと思っていたものが復活したことによって、かなりアカウントが増える事態となりました。


混乱を招いてしまい、大変申し訳ございません。


現在はローテーションして、すべてのアカウントで満遍なく出品を行っています。


機能しているものは、下記のものになりますので、フォローしていただけますと幸いです。


【necocatauc】【hh333yh】【pmpmyj】【c7ver00】





■ ご注意事項



・革製品ですので、文章や画像で表現しきれない皺、傷やざらつき等はあります。しかしながら、致命的なダメージは絶対に記載致しますのでご安心頂ければと存じます。


・出品にあたっては目視での検品の他、30分から60分のテスト歩行を行います。『致命的なダメージ』とは、このテスト歩行で発見できるものを指します。


・私の靴に限らず、古靴で接着層がある場合、経年で接着剤の力が弱くなっているケースがあります。


・黒以外の靴ですと、ご覧になる環境で色の表現が微妙に異なる点をご了承ください。


・どんな些細な事でも気になること（特に状態とサイズ、色につきまして）はご質問下さい。誠心誠意対応いたします。


・特段の記載がなければ、靴本体以外の付属品はありません。付属品がある場合は記載いたします。


・ご質問者様、ご入札者様、すべて靴を通じて知り合った大切な友人でもあると考えております。そのため、人的な対応を心がけています。しかし、若い方はお忙しいかと存じますので、お気になさらずに宜しくお願いいたします。

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