『お札の文化史』植村峻 1989※紙幣維新 太政官札 独米製 兌換券 日本武尊 聖徳太子 伊藤博文 二宮尊徳 夏目漱石の商品情報

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  • 開始日時
    2018年8月5日 16時31分
    終了日時
    2018年8月12日 22時30分
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商品説明

 平成6年(1994)に、NTT出版株式会社から出版された植村峻の『お札の文化史』(初版・定価3200円)である。帯には「富・欲望・権力・戦乱・偽造・・・・紙幣が証す人間とマネーの数奇な物語100選」と綴られている。写真や図表も所収さているので、内容も理解しやすい。本書は、長年、日本国政府の紙幣製造現場にいた著者が、退官した年にそれまで培った英知を集大成した渾身の一書である。
 
 著者の植村峻(1935~)は、東京生まれの日本のみならず世界の紙幣・切手研究の碩学である。昭和33年(1958)に東京都立大学法経学部卒業後、大蔵省に入省し印刷局に配属される。第一線に携わっていたメリットは、世界各国の紙幣や硬貨、記念コインなどの現場との交流があり、その点は一般の貨幣研究家より、大いに恵まれた環境であった。植村は、出世街道を順調に歩み、印刷局小田原工場長、滝野川工場長、本局製造部長、同業務部長を経て、本書を出版した平成6年に退官した。その後、紙幣等の調査研究機関「カレンシー・リサーチ」を設立。財団法人印刷朝陽会専務理事、お札と切手の博物館顧問、財団法人切手の博物館理事などを歴任した。植村の著書には、本書以外にも、『世界紙幣図鑑』『紙幣肖像の歴史』『贋札の世界史』『切手の文化誌』『お札と切手のはなし』などがある。
 
 今日では、あたり前に使われている紙幣だが、日本で、紙幣が誕生したのは明治維新後の世である。地域的に仕様された藩札は、江戸時代に発行され、いず、この藩も借金財政に苦しんだ幕末に増えている。だが、日本の大商人はそんな紙切れを対して信用せず、リスクを追わされるのは、町人らいつの世も下々である。金や銀などは、それ自体に価値があり、穴開銭(銅・鉄)なども素材の価値と手間が一目瞭然の時代に、いきなり大衆に紙切れを信用させるのは大変なことは道理である。さて、世界で最初の紙幣は、1023年に北宋(中国)時代に作られ流通した、政府紙幣の〝交子〟とされる。 古代カルタゴでは、革幣が普及していたがこれは素材を大量に確保するのが難しく、紙が発明された後代に、中国で紙幣が誕生したのは当然の成り行きではなかろうか。

 さて、御維新後、日本初の紙幣が誕生した。太政官札と民部省札(ともに不換紙幣)であった。その後、各種の兌換証券、ドイツ製紙幣・アメリカ製紙幣などの紆余曲折があり、本格的に肖像紙幣は、明治14年(1881)年に発行した「神功皇后札」からである。日本札には、日本史上の偉人が選ばれた。『日本書紀』や『古事記』に登場する日本武尊や武内宿禰、聖徳太子や藤原鎌足といった国民的な英雄。学問の神様と謳われた菅原道真や『源氏物語』の作者の紫式部。岩倉具視や伊藤博文、板垣退助、高橋是清などの明治から昭和戦前の政治功労者。尊敬すべき文化人として、二宮尊徳、福澤諭吉、樋口一葉、新渡戸稲造、夏目漱石、野口英世などが、歴史的な意味と誇り高き日本人としての存在意義を留めているのがわかる・・・・。

 本書には、日本の紙幣だけではなく、世界の紙幣に対する著者の比類なきウンチクが光っている。古くはフランス革命やアメリカ独立、ロシア革命、最近ではソ連やイラクの崩壊にも、かの国の紙幣は大きくかかわっていた。ある意味で、紙幣は時代の証言者なのである。たかが紙幣と思うなかれ! 紙幣デザインには、その国の文化や宗教、思想や哲学、複雑多岐にわたる時代背景が圧縮されているのだ。さらに、緊急事態時の紙幣や国の顔となる肖像となった人物の功罪、紙幣の進歩とともに成長した〝贋札〟の歴史と事件の真相、そして今日のハイテク化された時代の紙幣の話題など、本書は地球的規模の話題が満載されている。今日では、入手困難となっている本書を、是非とも手にとって御覧あれ!
 
【目次】
・巻頭カラー口絵
・まえがき

●第一章「歴史を彩る」
・中国皇帝は錬金術師だった
・裏書きがものをいうお札
・藩札はハイテク技術の塊
・GHQは仏嫌い
・『イングランド銀行券』長寿の秘訣
・フランス革命の目撃者
・ソ連崩壊のお札事情、他、計14項目。

●第二章「〝あの顔・この顔〟の運命」
・七つの海の支配者イギリス女王
・王様、大統領は目立ちたがり屋
・革命で消された顔役
・レーニンもいなくなった!
・技がひかる肖像彫刻、他、計11項目。

●第三章「動乱の中で」
・南北戦争が生んだ緊急紙幣
・トランプがお札に化ける
・西郷軍使った布紙幣
・英ポンド偽造大作戦
・大空に舞った〝贋札〟他、計10項目。

●第四章「緊急事態に対処せよ」
・世界最小の切手紙幣
・第一次世界大戦後の緊急紙幣
・ハワイだけで使えたドル券
・お札が紙くずに変わるとき
・証紙貼り付け紙幣の登場、他、計10項目。

●第五章「デザインあれこれ」
・お札もアール・ヌーボウ
・革命は図柄も大胆にする
・『星の皇子さま』は人気者
・戦争協力感謝の記念紙幣
・スローガン入りのお札の効果
・お札に使われている日本語の怪、他、計13項目。

●第六章「〝競演する技術〟の系譜」
・偽造犯人とかく戦えり!
・19世紀初期の英国は偽札王国
・米国ドルのマイナー・チェンジ作戦
・「秘符」はもはや時代遅れ
・効果的な白黒すかし法
・セキュリティ・スレッド
・赤外線で真贋を見抜く
・お札の印刷機は特別仕様
・ふえるプラスチック製紙幣、他、計13項目。

●第七章「知られざるシステム」
・複数の発券銀行を持つ英国
・米国ドルに見る同工異曲
・国家の分断と併合を見つめたお札
・ソ連政府初の利子付紙幣
・文字や図柄の加札あれこれ
・複数言語表示する国の家庭事情
・印刷の仕事は造幣局ではない!
・変わった単位の紙幣
・お札に不可解なさまざまな事情、他、計18項目。

●第八章「収集の楽しみ」
・金箔製のお札は本当に使える?
・収集家目当てにヌードも登場
・国王生誕60周年記念はプレミアム付
・あの世で使われる『冥府銀行券』、他、計8項目
・参考文献
・索引
 
 本は、個人所蔵の帯付、美本に近い「上」と、大切に保管していたので状態はよい。ただし、帯の小キレや長年本棚に陽があたっていた薄いヤケなど、若干の遜色はお許し頂きたい。ですので、あまりに神経質な方は御遠慮して下さい。本書の製本はペーパーバックではなく、上質のハードカバーで通常の単行本よりも二回りは大きい。重量も1キロ以下なのでレターパックライト(360円)で発送させて頂きます。
 

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