本/古伊万里に魅せられた暮らし-Part.1/そば猪口-初期伊万里.中期伊万里.後期伊万里.のぞき猪口-高台.見込/中皿.長皿.徳利/見方.裏銘/価格の商品情報
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- 落札価格:
- 860円
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- 7(入札履歴)
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- サイト
- ヤフオク!
- 残り時間
- 終了
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- 開始価格
- 200円
- 入札単位
- 10円
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- 数量
- 1個
- 商品状態
- 中古
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- 開始日時
- 2017年9月13日 7時5分
- 終了日時
- 2017年9月19日 23時22分
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- オークションID
- k270830110 (この商品をヤフオク!で見る)
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■第2章・カタロク特集・PART-1・そば猪口の楽しみ・「初期伊万里」・(寸法・価格・見込文様)・・・!!
■『画像-1』-同・「のぞき猪口」・(寸法・価格・見込文様)。 ●そば猪口の選び方-「高台」-年代等解説/「見込」-見込文様・・・!!
■同・「中期伊万里」・(寸法・価格・見込文様)・・・!!
■同・「後期伊万里」・(寸法・価格・見込文様)・・・!!
■第2章・カタロク特集・PART-3・普段使いの食器を選ぶ・「めし・(めし碗)」・(解説・寸法・価格)・・・!!
■同・「菓子・(小皿・茶碗)」・(解説・寸法・価格)・・・!!
■第4章・もっと知りたい・古伊万里入門・「文様の名前」・・・!!
■同・「器のみかた」/「傷の種類」・・・!!
■■『書籍』・・・■■ ●●『古伊万里に魅せられた暮らし』・・・●● ―”ふだん使いの実例集”― ―”表紙タイトル・より”― ◆暮らしの中の和食器を選ぶ。 ◆テーブルセッティングの楽しみ。 ◆古伊万里の演出アイデア。 ◆全国のおすすめショップ。 ◆古伊万里入門。 ―”はじめに”― ★「古伊万里」・を集めているのではありません。 日々のいとなみのなかで・ちょっとした贅沢・ ちょっとしたゆとりを手に入れたいと思った時 ・出会った器が古伊万里だったのです――。 ★私たちを魅了する古伊万里の魅力は・いったい どこにあるのでしょう。 染付の粋な文様・色絵の艶やかさ・白磁の静寂 ・そして青磁の滑らかな素地・・・。 確かに・どの器も美しく・はっと息をのむよう な新鮮さが感動に満ちています。 しかし・その美しさだけが・古伊万里の魅力の すべてなのでしょうか。 見て楽しく・触って楽しく・使って・楽しく・ 集めて楽しい。 その器があることで・周囲の空気を変えてしま うような大きな力を持ったもの。 それが・古伊万里です。 ★ここ数年・国内の骨董市場は・大きく変化して います。 テレビやマスコミがこぞって・「お宝さがし」 ・を始め・骨董ブームという言葉が生まれるほ どにまでなりました。 その真意は・「今より少し豊かな生活」・を送 りたいという人たちの・小さな願いにあるので はないでしょうか。 冒頭の言葉は・私たちが取材中・何度となく耳 にし・そして実感してきた言葉です。 たくさんの器のなかで・いつもいつも使いたい と思う器があります。 「お茶を飲むなら・そば猪口で・和菓子の皿は ・いつもの染付。そうそう、おもてなしの器に は・とっておきの器がある・・・」。 どんな時でも・その場にぴったりと馴染んでく れる器を手にしていること。 そんな小さな喜びが・私たちの暮らしに・ほん の少しのゆとりを与えてくれます。 仕事帰りに花を買う楽しみ・休日の午後・ゆっ くりと読書する幸せ。 何気ない生活のなかにも・小さな贅沢は隠され ているのです。 いつもの暮らしを思いきる楽しむことは・本当 はそんなに難しいことではないのではないあた り前の生活を楽しむことの喜びを古伊万里の器 が・教えてくれているような気がします。 ★私たちは・くらしを楽しむために・古伊万里の 器に出会ったのです。 京都の蚤の市で買った・初めての古伊万里。 馴染みの骨董店でみつけた・蛸唐草。 少し傷があるけれど一番のお気に入りのウサギ の鉢・・・。 ふとした拍子に思い出す・それぞれの器との出 会い。 「あの・器に出会った時の喜びを・また・感じ たい」。 新しい未来の思い出を求めて・私たちはまた古 伊万里を探しに出掛けるのです。 「もっともっと・古伊万里に魅せられて」・素 敵な暮らしを送るために。 ■発行日=1997年3月25日・(初版)。 ■発行所=株式会社・学習研究社。 ■表紙カバー。 ■サイズ=21.5×25.5cm。 ■定価=1748円+税。 ■状態=美品。 ●表紙カバーに・多少の・キズ・ヤケが有ります。 ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが ●本誌内に・傷みは殆ど無く ●年代的には・良い状態に思います。 ◆◆注意・・・◆◆ ★発行日より・経年を・経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を・ 充分に御理解の上・御入札下さい・・・・!! ●全・130ページ・・・!! ◆122ページまで・上質紙・カラー。 ★最終頁・アンケートはがき・綴込み。 ●まるご一冊・「古伊万里」・です・・・!! ●そば猪口・(見かた・など)・・・!! ―”初期伊万里”― ◆15点・価格。 ―”中期伊万里”― ◆22点・価格。 ◆10点・見込。 ―”後期伊万里”― ◆22点・価格。 ◆18点・見込。 ―”のぞき猪口”― ◆13点・価格。 ◆2点・見込。 ―”高台”― ◆初期伊万里から・9点(解説)。 ―”見込み”― ◆28図。 ●資料・蒐集などの参考に・・・!! ●以下詳細をご覧下さい・・・!! ◆掲載案内は・抜粋して下ります。 ◆掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。 ◆数字の記載は目視です・間違いは御容赦下さい。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ―”第1章 ”― ■■ 『暮らし拝見』・・・■■ ―”実例特集・1”― ●●『古伊万里に魅せられて』・・・●● ★眺める楽しみ・手にした時の質感・して使い 勝手も・申し分ない古伊万里。 和洋の様式を問わずに・私たちの暮らしに溶 け込む・その多彩ぶりに魅せられた人は少な くありません。 古伊万里を身近に置いて楽しむ・お宅の暮ら しぶりをご紹介しましょう。 ◆古伊万里ひとつひとつの表情を大切にしたコ ーディネートを心がけて。 **”生明慶子さん”** ◆やさしい色合いがの古伊万里が暮らしに落ち 着きを与えます。 **”木村美恵子さん”** ◆古伊万里の染付皿は毎日の生活に欠かせない アイテムです。 **”香嶋みどりさん”** ◆古伊万里は食からインテリアまで暮らしのな かの大切なエッセンス。 **”北浦千鶴子さん”** ◆気に入って揃えたものだからこそ毎日の暮ら しに生かしたい。 **”日置義雄・元子さん”** ◆五客揃いで集めた古伊万里を手製の飾り棚に 大切に飾っています。 **”野村和子さん”** ◆手をのばせばいつも側にある。暮らしに溶け 込んだ伊万里の魅力。 **”杉本立夫さん”** ◆古伊万里特有の藍と白が、ヨーロッパのアン ティーク家具と調和して。 **”山口紀子さん”** ◆ふだんの暮らしにこだわることで古伊万里の 魅力を引き出します。 **”安田忠生さん”** ◆素直に現れる作り手のセンス。今にない感性 を伊万里の器に感じて。 **”堀内寛昭・美智園さん”** ◆兎や犬か描かれた染付の。洋ものにはない愛 らしさが気に入って。 **”倉田彰子さん”** ◆旅先で出会った古伊万里の数々。それぞれに 思い出が詰まっています。 **”土井操さん”** ―”実例特集・2”― ●●『テーブルセッティングの楽しみ』・・・●● ★器本来の魅力が引き出されるのは・やはり食 卓に並ぶ時なのでしょう。 染付や赤絵の色が際立ち・料理が引き立つそ の瞬間に・人は古伊万里の魅力を感じ取るも のです。 各お宅のセッティングは整った様子。 さあ・もてなしの席にあなたもご着席下さ い。 ◆古伊万里の真の魅力を知っているから・引 き立て方にも工夫が光ります。 **”竹内栄子さん”** ◆ひとつひとつ吟味して集めた古伊万里が・ 生活をゆたかに彩ります。 **”澤田由美子さん”** ◆お客様の好みも考えながら器の組み合わせ も楽しんでいます。 **”野村和子さん”** ◆トータルバランスを意識した完成度の高い テーブルセッティング。 **”田澤とし子さん”** ◆花と器の織りなす小粋なセッティングでお もてなしの心を表現します。 **”木村節子さん”** ◆長年愛用してきた伊万里の器は・生活を潤 してくれるパートナーです。 **”佐野淳子・さん”** ―”実例特集・3”― ●●『在日外国人の古伊万里のある暮らし』●● ★伊万里焼の美しさを早くから認めていたヨー ロッパ諸国では・日本人とは異なったディス プレイセンスを発して・古伊万里を愛でまし た。 その気持ちとセンスは・確実に次の世代へと 受け継がれ・今・私たちを魅了します。 ◆食卓にも初期伊万里を生かして楽しんでいま す。 **”デビッド・M・ギルフォイルさん”** ◆古伊万里とアジアの骨董でオリエンタルな雰 囲気。 **”アイラ&ジーン・ウルフさん”** ◆繊細な美しさを持つ器は生活に刺激を与えて くれます。 **”ジョシアン・デステさん”** ◆シックな調度と古伊万里の共演が美しい大使 邸。 **”ウナ・バロン・デ・バレンシアさん”** ◆使い方で表情が変わり暮らしに彩りを与える 古伊万里。 **”ラス&パトリシア・イエツさん”** ◆絵画のように鑑賞するために大胆な絵柄の器 も選びます。 **”ロバート&デリー・メイさん”** ―”実例特集・4”― ●●『実例先で見つけた古伊万里の演出法』●● ★古伊万里を愛でる気持ちは同じでも・飾り方 には・人そぞれの個性が出るもの。 さまざまな演出法があるなかで・『グリーン との組み合わせ』・『飾り方も意識した収納 術』・『大皿・大鉢使い』・の3本に的を絞 ってご紹介します。 ◆グリーンや草花を添えて印象的な空間を演出 する。 ◆工夫にあふれた見せる収納で古伊万里を引き 立てる。 ◆インパクトのある大皿使いで上級の演出テク ニックに挑戦。 ―”第2章”― ■■『カタログ特集』・・・■■ ―”PART・1”― ●●『そば猪口の楽しみ』・・・●● **”価格・サイズ・掲載”** ◆人気の高いそば猪口は・文様もさることなが ら歴史もまた興味深いもの。 魅力あふれた・そば猪口について・知識を深 めましょう。 ●『そば猪口の楽しみ方』・・・● ◆庶民の器・蕎麦猪口の魅力は・古美術にない ・親しみやすさ。 ★古伊万里と称される器のなかには・大皿や飯 碗・鉢など・それぞれに違う用途を持つもの が・たくさんあります。 しかし・なかでもとりわけ人気の高い器とい うのなら庶民の暮らしと密接に関わり・現在 もなお・多くの愛好者を持つ・そば猪口に並 ぶものはないのでしょうか。 雑器として軽視されていた・そば猪口が骨董 的な価値を見い出されるようになったのは・ 近年のこと。 誰にでも親しめる身近な骨董・そば猪口の歴 史をひもといてみましょう。 ◆朝鮮陶工の努力でうまれたそば猪口。 ◆そば猪口の用途。 ◆そば猪口という呼称。 ●『初期伊万里』・・・● ◆持てばずっしりと重く・素朴な文様が・初期 そば猪口の特徴。 ★盃を模擬した・創成期から・初期のそば猪口に は高台つきのものが多くありました。 しかし・そば猪口独自の形が完成するにつれ ・あげ底の・そば猪口が・増えます。 見込みが浅く・底が厚い・初期そば猪口は手 に持った時にずしりとした・重さがあり素地 も・呉須も・独特のとろりとした雰囲気を持 っています。 **”(13点・価格・サイズ・掲載)”** ◆アヤメ・スイセン文。 ★裕福でない庶民のために・冬はス イセン・夏はアヤメに見える文様 が生み出された。 ・径7.5cm。 ◆筆先文。 ★初期ならではの・あげ底のそば猪 口。 生がけの釉薬の色が情感豊か。 ・径7.6cm。 ◆紅葉文。 ★繊細な味わいのある淡い呉須が特 徴の紅葉文様のそば猪口。 ・径6.8cm。 ◆ギンナン文。 ★イチョの葉にギンナンが描かれた 季節感あふれるそば猪口。 ・径7.5cm。 ◆アザミ文。 ★可憐な印象の花は・アザミと思わ れる。 あげ底の初期伊万里ならではの もの。 ・径7.5cm。 ◆草の葉文。 ★珍しい表情を持つ・初期のそば猪 口。 全面に絵つけが施された・美しい 作品。 ・径7.8cm。 ◆秋草文。 ★そば猪口の文様によく見られる・ 秋草の文様。 やわらかな呉須色が美しい。 ・径7cm。 ◆アザミ文。 ★力強い筆使いのアザミ文。 裏面には・花のまわりを飛ぶ・蝶 の絵が描かれている。 ・径7.2cm。 ◆雨降り柳文。 ★高台つきの猪口。 素焼きをしていないためか・細か い焼きあまの傷がある。 ・径6.1cm。 ◆草花文。 ★縁反りの筒型そば猪口。 文様は草花を描いたもの。 あげ底高台。 ・径7cm。 ◆コンニャク印判。 ★江戸初期・一般的に生産されてい た・「コンニャク印判」・は生産 数の少ない珍品。 ・径7cm。 ◆カエデ文。 ★厚手でぽってりとした・初期のそ ば猪口。 陶工のこだわりが感じられる器。 ・径6.1cm。 ◆花文・(2種) ★同文様のそば猪口だが・焼きあが りや生産年代によって・微妙な差 が生まれている。 ・径7.5cm。 ◆アヤメ文。 ★夏に咲くアヤメは・そば猪口によく く見られる文様。 見込みには五弁花の文入り。 ・径7cm。 ●『中期伊万里』・・・● ◆徐々に進化するそば猪口。 伊万里の特徴である・窯印と・縁絵が登場。 ★古伊万里も中期に入ると・初期とは違った新た な特徴が生まれます。 代表的な例として・あげられるのが・見込みに ・窯印の入ったもの・(73ページで・詳しく説 明)。 が・少しずつ・増えてきたこと。 そして・それまでは・素地のままだった内側に も縁絵などの・絵つけが施されるようになった ことでしょう。 生産の安定に伴い・文様の種類も増え始め・外 国の写しではなく・日本的な雰囲気を持つもの ・蛸唐草や松竹梅などの・吉祥文が後期に向か って増えていきます。 **”(22点・価格・サイズ・掲載)”** **”(見込絵・10点・掲載)”** ◆蛸唐草文。 ★吉祥文の代表格ともいえる・蛸唐草 は・寿福の連続を願う文様。 ・径7cm。 ◆窓絵・アヤメ文・(同・見込絵)。 ★蛸唐草と窓絵のなかにアヤメ。 見込みの五弁花など中期らしい器。 ・径8.5cm。 ◆雲に竜飛文・(同・見込絵)。 ★上昇を意味する・竜飛の文様。 見込み文様は伊万里窯の証明とな るもの。 ・径8cm。 ◆市松文。 ★上部と下部で絵柄が分かれた・そ ば猪口。 上は網目の市松文様・滑らかな素 地が生きた下部に描かれたのは格 子の文様。 ・径7.5cm。 ◆イチョウ文・(同・見込絵)。 ★屋号らしい文様の横に・イチョウ の葉。 見込みの文様も同じイチョウ。 ・径7.3cm。 ◆梅花文。 ★ポツポツと咲くかわいらしい梅の 絵付けが魅力。 やや丸みを帯びた胴部に特色があ る。 ぽってりとした形が親しみ深い。 ・径7.5cm。 ◆藤下に花文。 ★しだれ藤と花の組み合わせ。 口が広く・料理の盛り付けもしや すい。 寸胴な形に愛敬がある。 ・径9.5cm。 ◆雪の輪連鎖文。 ★同じ文様が連続する連鎖文は・国 内需要の拡大とともに流行した文 様。 雪の輪はなかでも特に好まれた文 様のひとつ。 ・径8cm。 ◆波に千鳥文・(同・見込絵)。 ★波間をのびのびと飛ぶ・チドリを 描いた文様。 見込みは伊万里窯印の一種。 ・径8cm。 ◆みじん唐草文・(同・見込絵)。 ★みじん唐草と袴の文様の輪花向 付。 見込みは環状になった・松竹梅。 ・径10.1cm。 ◆唐草文・(同・見込絵)。 ★唐草と袴・高台のついた向付。 口辺は四つ割り花文で・見込み文 様は花。 ・径9cm。 ◆花唐草文・(同・見込絵)。 ★表絵の中心に・大きな花弁に描か れた花唐草。 見込みは伊万里の窯印。 ・径7.7cm。 ◆花唐草に丸文・(同・見込絵)。 ★花唐草の中心にミノの描かれた丸 窓がついた向付。 上部は雲の絵柄。 ・径9.3cm。 ◆花唐草文。 ★同じ花唐草文様でも・こちらはや さしさを感じさせる絵付け。 びっしりと埋め尽くされた表絵と ・内側の素地との比較が美しい。 ・径7.8cm。 ◆竹に笹文。 ★まっすぐ伸びる・竹の幹に成長と 発展を願う心が込められている。 淡い呉須の色に和やかな印象を受 けるそば猪口。 ・径7.2cm。 ◆白磁そば猪口。 ★静寂をイメージさせる白磁のそば 猪口。 染付けのそば猪口の多いなかで・ 異彩を放つ存在。 口と底の口径に差のある細長い 形。 ・径7.5cm。 ◆七宝つなぎ文。 ★朝顔のように口元が開いた・縁反 りの筒型のそば猪口。 この形の猪口には表から見えない あげ底高台のものが多い。 ・径7.9cm。 ◆芙蓉手。 ★見込みに鳥。 中国から伝わった文様。 扶養の花をイメージしたもの。 ・径9.5cm。 ◆氷裂十六花弁文。 ★氷が割れたように見える氷裂文二 二花が加えられた文様。 寒さを表すもの・あたたかさを表 すものを同時に描いた・寒暖文と される。 ・径7.5cm。 ◆雲に竹文・(同・見込絵)。 ★天に届きそうな竹を力強いタッチ で描いている。 見込みには五弁花。 ・径8.1cm。 ◆ホオズキ文。 ★ホオズキを描いた四季感のあるそ ば猪口。 ひと筆ずつ丁寧になされた絵付け は・現代では望めないあたたかさ に満ちている。 ・径8cm。 ◆若葉文。 ★呉須の色に上手らしい特徴の見ら れるそば猪口。 文様は若葉で素地を生かしたすっ きりとした絵つけ。 ・径7.5cm。 ●『後期伊万里』・・・● ◆寸胴な形と滑らかな素地。 多様化する文様で・庶民の暮らしに定着。 ★中期以降の・そば猪口をみるには・まず・素 地の白さを見るとよいでしょう。 初期や・中期のものに比べ・さらに・純白に 近づいた印象を持つのが・後期そば猪口の特 徴といえるからです。 また・底と口と口径が・ほぼ同じくらいにま で広がったものが増え・寸胴でぽってりとし た雰囲気を与える・そば猪口が出現します。 文様も・庶民の生活の安定を示すように・多 様化。 全面に・びっしりと絵つけを施したものや・ 当時の風俗を物語るようなものが、増えてき ます。 **”(22点・価格・サイズ・掲載)”** **”(見込絵・18点・掲載)”** ◆棒縞に雪の輪文。 ★縞模様と袴の文様に・さらに雪の 輪が加えられている。 半円の雪輪に・陶工たちのゆとり 遊び心が感じられるそば猪口。 ・径7.3cm。 ◆交差草文。 ★さりげない筆使いに・無名の陶工 たちの妙技が光る・シンプルなじ られるそば猪口。 素地の白さが・焼成技術の進歩を 物語っている。 ・径6.8cm。 ◆栗文・(同・見込絵)。 ★縁反りの筒型そば猪口。 文様は栗。 見込みにも2つの栗が。 ・径7.7cm。 ◆蕪文・(同・見込絵)。 ★丸々とよく育った蕪文様。 見込みは五弁花。 ・径8.3cm。 ◆太鼓と棒縞文・(同・見込絵)。 ★太鼓と棒縞の文様。 見込みは伊万里の窯印。 ・径7.6cm。 ◆暦文。 ★幾何学的な暦文様は、江戸時代の 粋を感じさせる。 高台のついた猪口。 梵字文とも呼ばれる。 ・径6.7cm。 ◆瓔珞文・(同・見込絵)。 ◆梅に氷裂文・(同・見込絵)。 ★梅と氷裂のユニークな絵柄。 白地と呉須の対比がおもしろ い。 ・径8.5cm。 ◆稲穂にトンボ文・(同・見込絵)。 ◆秋草に丸文。 ◆幾何文・(同・見込絵)。 ◆藤花文・(同・見込絵)。 ◆藤に丸文・(同・見込絵)。 ◆花文・(同・見込絵)。 ◆桶文・(同・見込絵)。 ◆青海波市松文・(同・見込絵)。 ◆菊花文・(同・見込絵)。 ◆矢羽根文・(同・見込絵)。 ◆亀甲市松文・(同・見込絵)。 ◆蝶にブドウ市松文・(同・見込絵)。 ◆アジサイ文・(同・見込絵)。 ◆雲龍文・(同・見込絵)。 ●『のぞき猪口』・・・● ◆小ぶりでかわいらしい・人気の器のぞき猪口 は・文様も華やか。 ★そば猪口よりも・ひとまわり小さく・かわい らしい形をした・のぞき猪口は、卓上の調味 料入れとして・利用されていた器です。 のぞき猪口が・活躍した時代・中には・しょ う油や酢・酒などの貴重な調味料が入れられ ・料理に味つけがされたのです。 現在では・つまようじ入れや・一輪挿・ぐい 呑み として利用する人が多いようですが・そば猪 口に負けない文様の豊富さで人気を呼んでい ます。 **”(13点・価格・サイズ・掲載)”** **”(見込絵・2点・掲載)”** ◆サギ文。 ★日本的な鳥であるサギは・伊万里 の器によく描かれる吉祥文様。 二羽のサギが描かれたのぞき猪 口。 ・径5cm。 ◆花鳥文。 ◆鼓に波文。 ◆赤球に瓔珞文。 ★東洋的な雰囲気を持つ・赤玉の色 絵のぞき。 そば猪口に比べると・色絵ののぞ き猪口は数が多い。 ・径5.2cm。 ◆窓絵・花文・(同・見込絵)。 ◆福寿草文。 ◆花唐草文。 ★中心に花弁が描かれた唐草の文。 型ものののぞきで・表面に波状の 凸凹が入れられている。 ・径4.6cm。 ◆みじん唐草文。 ★みじん唐草の文様は・のぞきので も定番の存在だ。 どんな皿とも相性がいい優れも の。 ・径4.5cm。 ◆縦縞に花文。 ★花文のほかに袴の色絵ののぞき猪 口。 緑と朱の渋い色使いが派手さを抑 えた日本的な美を感じさせる。 ・径4.5cm。 ◆動物に花文。 ★赤一色を主体としたのぞき猪口。 想像上の動物を描いた幻想的な雰 囲気を持つもの。 ・径4.6cm。 ◆蛸唐草に氷裂文・(同・見込絵)。 ★ふたつの連鎖文を同居させた合わ せ文様蛸唐草・氷裂・どちらも人 気が高い。 ・径5.3cm。 ◆蛸唐草文。 ★筆使い・呉須色ともに迫力ある蛸 唐草。 唐草文様は・色や描き方によって ・印象ががらりと変わる。 ・径5.4cm。 ■『そば猪口の選び方』・・・■ ◆そば猪口を購入する時・いちばん問題になる のは・絵柄のおもしろさや・その猪口が気に 入ったか・どうかです。 しかし・年代の見分け方などがわかれば・そ ば猪口がよりおもしろくなるでしょう。 ここでは・高台による・年代の見分け方・窯 印による・伊万里窯見分け方を紹介します。 ●『高台』・・・● ―”高台で年代を見る”― **”(時代別・9点)”** ◆高台を見ることは・そば猪口の年代を見るこ と。 その見分け方を説明しましょう。 極めて初期のそば猪口には・縁が反り返った 形のものが多くあります。 素地に色もとろりとしたやわらかい色で・ま た高台には釉薬が掛けられていません。 そして高台自身は・小さく・薄いものが多い ようです。 初期から少し発展してくると・あげ底になっ た・見込みの厚いものが登場します。 これがそば猪口の前期の時代です。 この頃にはこんにゃく印判などの印判手のそ ば猪口が登場します。 その後・そば猪口の形が安定してくると・高 台でなく・底の部分を裏からえぐったような 形のものが出てきます。 底が厚く・容量が非常に少ないものが特徴で す。 最後にあげられるのが・ベタ底高台のもの。 これが江戸中期にもっとも多かった高台で す。 現在・私たちが目にすることの多いのも・こ のタイプではないでしょうか。 後期になると・蛇の目高台と呼ばれる目の玉 のような形をした高台も見られるように。 目玉の部分だけに釉薬が掛かっていて・目が 小さくなるにつれて・時代が新しくなるとい われています。 ◆A・初期伊万里のそば猪口。 あげ底式の高台で・外側から高台 が見えない。 ◆B・初期伊万里のそば猪口。 高台の縁は・薄く・口も小さい。 口の小さい高台は・初期の特徴の ひとつ。 高台に砂がついているのも特徴。 ◆C・これも・A・と同じタイプの高台。 ◆D・低い高台で・あげ底・総釉薬。 ◆E・いわゆる・蛇の目高台。 中心の目が小さくなるほど・年代 が新しい。 目の部分にのみ・釉薬がかけられ ている。 ◆F・高台のない・ベタ底のそば猪口で・ 下部全体に釉薬がかけられてい る。 角福や寿など・銘印や年印が・入っ ているものは・中期に多い。 ◆G・いわゆる・角福の印が入ったもの・後 期。 ◆H・内に砂地がついた小さめの高台・初 期。 ◆I・全体に釉薬が・かかった・ベタ底のそ ば猪口・江戸後期のもの。 ●『見込み』・・・・● **”図・27点”** ◆見込みに描かれた文様は窯印と呼ばれるもの で・そば猪口の産地を知る鍵になるもの。 江戸中期以降になると・この窯印の入ったも のが増えてきます。 これは・伊万里以外の産地・(切込や・会津 本郷など)・が・しだいに生産数を増やし・ また伊万里のも膨大な数の窯ができたため・ それぞれの窯を見分けるために生まれたもの であると考えられています。 伊万里の窯印には・左図のようなものがあり ますが・はこの中に・ほかの産地の文様も含 まれています。 それが・*印のついたもので・右端のふたつ 目や右2列目の4番目などは・宮城の切込産 の・そば猪口にもよく見られるようです。 見込みの窯印は・植物や動物などをモチーフ にした吉祥文がほとんどで・(例外として表 絵とそっくり同じ物もります。70ページ栗 文のそば口・参照)・右上端の五弁花・右上 から4段目の七宝など・おめでたいものを具 象化したものが多いようです。 見込みの文様は・左図以外にもたくさんあり ・そば猪口を見るうえでのひとつの楽しみと いえるでしょう。 ■『そば猪口の見立て方』・・・■ ◆バリエーションのあるアレンジで・そば猪口 を楽しむ。 ―”PART・2”― ●●『ふだん使いの食器を選ぶ』・・・・●● ◆希少価値のある・古伊万里といえども・ふだ んの生活に生かしてこそ・魅力が深まり・愛 着も湧きます。 使い勝手のいい自分だけの器を・ぜひとも・ 見つけて下さい。 **”価格・サイズ・掲載・(数字は総数です)”** ●煮もの・(鉢・深皿・盃洗)・・・!! ―”11点・(深皿・鉢・盃洗・蓋物・角皿)”― ★季節の野菜や魚で作った煮物は・大きめの 鉢や深皿に大胆に盛り付けてそのまま食卓 へ。 ひとりづつ小鉢に盛るのもいいけれど・素 朴で親しみのある煮物のイメージには・大 きめの器がぴったりです。 鉢や深さのある器以外にも・盃洗や蓋物な どを利用して・いつもとは違った盛りつけ を楽しんでみましょう。 ●めし・(めし碗)・・・!! ―”12点・(めし碗)”― ★藍と白の色使いは・まっ白なごはんをより おいしく見せてくれます。 毎日手にするものだからこそ・自分の手に なじむ・お気に入りの器を選びましょう。 人気の唐草文様から華やかな赤絵まで・種 類はさまざま。 家族ひとりひとりがお気に入りの器を持っ たら・毎日の食事の時間がもっと楽しみに なるのです。 ●おかず・(大皿・中皿・角皿)・・・!! ―7点(大皿・七寸皿・六寸皿・角皿・青磁皿)― ★ふだんの食事も・もてなしの席と同様にお いしく食べたいもの。 いつもと変わらないおかずでも・素敵な器 に盛りつけてあげれば・目にも楽しいごち そうに早変わりするはずです。 ここでは毎日食事で使いたい・おかずを盛 るのに最適な大きさの・七寸皿や六寸皿か ら・角皿・大皿まで・和食・洋食ともに使 える器を集めました。 ●あえもの・(向付・なます皿)・・・!! ―”11点・(向付・なます皿)”― ★主役の器を引き立てる・食卓になくてはな らない・向付や手塩皿などの脇役たち。 ここでは・あえものや酢の物などにお勧め したい器をご紹介しましょう。 メインのおかずを盛りつけた大皿や中皿な どと組み合わせを考えながら・セレクトし てみましょうか。 季節感や遊び心をプラスさせる器として・ ふだんの食卓にぜひ使いこなしたい器で す。 ●魚・(長皿)・・・!! ―”7点・(長手皿・長角皿)”― ★器は丸いものだけとは限りません。 型皿から角皿まで・形もさまざまです。 とくに長方形・葉形・魚形・笹形などを含 む長手皿は・焼き魚はもちろん・刺身や煮 魚まで・見た目の印象よりも・案外使い勝 手のよい器です。 焼いたり・切りつけたりと単純な調理法の 多い魚料理だけに・おいしくいただくため には・器選びや盛り付けも肝心です。 ●酒・(のぞき・徳利・銚子・片口)・・・!! ―”17点・(のぞき・徳利・銚子・片口)”― ★今も昔も・酒は料理を盛りたててくれる大 切な存在。 だからこそ・その演出にもこだわってみた いものです。 徳利や銚子をはじめ・のぞき猪口まで伊万 里の器は組み合わせ方しだいで・さまざま なあしらい方が生まれます。 小さくてかわいい猪口やのぞきは・気に入 ったものをひとつづつ増やして楽しみまし ょう。 ●菓子・(小皿・茶碗)・・・!! ―”16点・(小皿・茶碗・)”― ★気持ちにゆとりのある毎日を過ごしたいか らこそ・大切にしたいお茶の時間。 伊万里の茶碗や小皿は・お客様さまのもて なしはもちろん・ひとりのお茶の時間も・ しとっりと心豊かな気持ちを与えてくれま す。 和菓子はもちろん・ケーキやチョコレート といった菓子のまで・幅広く使えるのも魅 力です。 ■■『ふだん使いの器を選ぶ時の心得・5』・■■ ★せっかく揃える古伊万里だから・長く愛用で きるものを選びたいものです。 ふだん使いの器は・下記の5つのポイントを 参考にし選んでみましょう。 毎日手にするものこそ・使いやすさや質のよ さにこだわりたいものです。 ◆1・収納することを考えて・重ねられ るシンプルな器を選ぶ。 ◆2・料理を引き立て・目で食べる楽し みを味わえる・絵柄のいい器を選 ぶ。 ◆3・料理の種類や・組み合わせを考え て・使い勝手のよいサイズを選ぶ。 ◆4・直接口にする猪口や茶碗は・口当 たりのいいものを選ぶ。 ◆5・高台が広く・安定感のあるものを 選ぶ。 ―”第3章”― ■■『いいものを見つけに』・・・■■ ●全国古伊万里と出会える店。 ●古伊万里の故郷を訪ねて。 ―”第4章”― ■■『もっと知りたい』・・・■■ ●「古伊万里入門」・・・● ★古伊万里が生まれた・時代背景を知っていれ とば・購入する時や・暮らしに生かすときの ・まどいも・薄らぐのではないでしょうか。 この章では・古伊万里の歴史や謎・購入する る時のポイントなどを・わかりやすく解説し ます。 ◆「古伊万里の魅力」・・・◆ ―”染付”― ★古伊万里のなかでも・染付は人気の高い器 です。 藍と白の2色だけで織りなす・静かな美し さには・私たちを引きつけて離さない、不 思議な魅力があふれています。 染付の持つ魅力を・その歴史や変化を通し て紹介していきます。 ―”色絵”― ★染付から始まった伊万里の磁器が・新しく 生み出した美の世界。 それが、絢爛で豪奢なイメージを持つ色絵 す。 鍋島・柿右衛門など各様式どとに・違う味 わいを持った色絵の皿は・華やかな席を彩 る器として重宝されました。 「IMARI」・の名をヨーロッパ各国に 轟かせる系譜ともなった色絵の魅力に迫り ます。 ◆色絵誕生。 ◆柿右衛門様式と鍋島様式。 ◆金襴手。 ―”青磁”― ★瑞々しい緑青色を持つ青磁の器。 その歴史は古く・磁器の焼成とともに発展 を遂げきました。 見る人の心を映し出すような・透明な色は ・磁器の不思議と神秘的な魅力を感じさせ てくれます。 ◆つややかな緑色が魅力。 ―”白磁”― ★白磁の美しさは・骨董に心酔している人に しかわからない・そんな話をよく耳にしま す。 雪のように白い白磁の器には・色がないか らこそ・表現できる美しさが詰まっていま す。 ◆滑らかな白磁の輝き。 ―”古九谷・鍋島・柿右衛門様式”― ★伊万里焼が発展するにつて・窯それぞれの 特徴や独自の様式が生まれました。 古九谷・鍋島・柿右衛門様式などはその中 心で・世界的にも有名です。 各様式の特徴や違いなどを紹介しましょ う。 ◆古伊万里様式の美。 ◆「文様の名前」・・・◆ ★文様や図案のおもしろさの・古伊万里の魅力 のひとつ。 各年代によって・少しづつ変化があるのも・ おもしろいところ。 代表的な文様とその由来などを紹介します。 ―”文様を見ることの楽しみを知る”― **”(拡大図・カラー・20点)”** ◆宝珠文。 ◆牡丹文。 ◆祥瑞手。 ◆老人思推図。 ◆手描き牡丹文。 ◆ようらく文。 ◆帆かけ船。 ◆草紙文。 ◆葉唐草。 ◆貝殻文。 ◆花唐草文。 ◆窓絵梅花文。 ◆親子獅子文。 ◆網目文。 ◆蛸唐草。 ◆寿。 ◆丸文。 ◆みじん唐草。 ◆ザクロ文。 ◆波状文。 ●「器の見方」・・・● ―”縁の傷は意外に見落としがち”― ★縁にある傷は・よ~く・目を凝らしてみて も見落としがち。 縁を指でなぞって・ひっかかりがないか確 かめてみましょう。 す―っと指が動くようなら・大丈夫。 ―”焼きはお買い得と考える”― ★焼きあまの器は・出合った時が買いどき。 「いい絵柄が格安で買えるチャンス」・と 思う骨ファンも多いとか。 完品は高くて手が出ない・ものは少々難あ りを探しましょう。 ―”見込みの文様で時代を判別”― ★見込み文様は・時代によって移り変わりを 見せるもの。 写真の松竹梅は・時代が新しくなるほど・ 3つの文の隙間が狭まり・くっついていく ようになります。 ―”呉須の色で皿を選ぶ”― ★呉須の色での時代考証はなかなか難しいも のです。 下手呉須なのか・時代の古い呉須なのかは ・判断しずらいところでしょう。 紋様のはっきりとしたものを選ぶとよいで しょう。 ―”指をはじいて音をチェック”― ★傷のない磁器を指で弾くと・チ―ンという 澄んだ音がします。 この音がすれば・その器は傷みのない完 品。 しかし・むやみに指ではじくのは店主に失 礼。 許可を得てからにしましょう。 ◆お気に入りの器を見つけた時の喜びは・骨董 好きの人たち共通のものでしょう。 しかし・「好き」・という気持ちが先にたつ がゆえの失敗もあるのでは? 正しい器の見方を紹介します。 ―”軽度の傷は見どころをととらえて”― ◆骨董屋さんで・あるいは骨董市で・気にいっ た古伊万里の器が見つかった時・どのような 点に気をつけて器をチェックすればいいので しょうか。 ビギナーのための・器を買う時の目安となる 点をいくつかあげてみましょう。 ★まず・研究が進み・皿の後ろにある窯印や 見込み文によって・それらが作られた年代 等がある程度わかるようになってきまし た。 窯印は江戸の中期以降・さまざまな器に施 されるようになっています。 ★骨董の器はかなり古いものなので・表面は きれいでも・実は目に見えない傷がたくさ んあります。 ひと言ことわって・指でチ―ンと弾いて・ 澄んだよい音がすれば大丈夫です。 ★有田・(伊万里)・の磁土は粒子が細かい ため・釉薬のかかってない素地でも・汚れ が落ちやすいほど滑らかです。 その点は他の地域の焼きものと大きな違い なので・裏返して・高台などの素地を見て 見るとよいでしょう。 ★絵柄は濃淡が濃く・深みのある色のものが 一般に良品。 近代のもので・古伊万里風をねらったもの があります が・それに比べるとより深い色合いを持っ ていることがわかります。 ★縁に小さな傷があったり・焼きあまの場合・ 使う分には何の支障もありませんが・価格 は店によって格安になります。 ですから・絵つけはいいけれどやや傷あり ・というのを探すのもお勧めです。 ★と・いくつかあげてみましたが・場合によっ ては傷を楽しむこともあり・好み・となる と先にあげた点とは微妙に違うこともある でしょう。 まず・たくさんの器に触れてみることから 始めてください。 ●「キズの種類」・・・● ◆ひと口に傷といっても・その名や程度はさま ざまです。 ここでは・正しい骨董通のための傷用語を紹 介。 骨董店やのみの市で・役立ててください。 ―”傷によって呼称が違う”― ●「キズの直しかた」・・・● ◆大好きだったあの器・・・・・。 うっかりして・傷つけてしまった時のショッ クは大きいものです。 しかし・簡単な傷なら自分手でも直すことが できること・知っていますか? 材料も手軽に手にいれられるものばかりなの で・挑戦してみる価値がありそう。 戸棚や押し入れに眠っているお気に入りを自 分の手でもう一度・よみがえらせてあげてく ださい。 また違った楽しみが見つかるかもしれませ ん。 ■■『古伊万里の歴史・用語辞典』・・・■■ ★長い年月を経て・現代へと伝わってきた古伊 万里の世界。 その魅力の一端には・歴史とともに生きたも のだけにある独自の美しさも・含まれていま す。 古伊万里の歴史をもっと・知ってみましょ う。 ●磁気染付の誕生と発展・鍋島藩の成長。 ●色絵・柿右衛門様式の誕生と特徴。 ●景徳鎮の衰退と・磁気輸出の始まり。 ●オランダ東インド会社による古伊万里の輸出。 ●外国で人気を博した日本的な古伊万里の特徴。 ●経済難による鍋島藩の衰退。 ●ヨーロッパでの染付磁器の影響。 ●陶工たちの創意によって近代にも名を残す伊 万里。 ◆1・東方見聞録。 ◆2・天狗谷窯。 ◆3・景徳鎮窯。 ◆4・鍋島藩窯。 ◆5・色絵。 ◆6・金襴手。 ◆7・万暦年間。 ◆8・万暦様式。 ◆9・大川内。 ◆10・廃藩置県。 ◆11・デルフト窯。 ◆12・マイセン。 ◆13・ポーセリン・キャビネット。 ◆14・オランダ趣味。 ◆15・印象派。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ■入力のミスはご容赦下さい。 ■他の出品も御覧頂ければ幸いに思います。 ■商品詳細文の転用は堅くお断り致します。 ●●入札案内・・●● ■状態はすべて点検済ですが、 ■見落し等が無いとは言えません。 ■見解の相違も御座います。 ■御了承・御理解の上入札下さい。 |
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