重要美術品証書（昭和六年）付属　「 短刀・来国光 」　金無垢台付きハバキ・秀作拵付属  の落札情報

• 落札価格：

  2,755,000円

  入札件数：

  87（入札履歴）

• サイト

  ヤフオク!

  残り時間

  終了

• 開始価格

  10,000円

  入札単位

  1,000円

• 数量

  1個

  商品状態

  中古

• 開始日時

  2018年11月12日 21時2分

  終了日時

  2018年11月19日 22時44分

• オークションID

  p646716507 （この商品をヤフオク!で見る）

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■商品説明

重要美術品証書（昭和六年）付属　「 短刀・来国光 」金無垢台付きハバキ・秀作拵付属

来派（らいは）は、日本刀の刀工の流派の一つで有り、鎌倉時代中期から南北朝時代にかけて、山城国（京都府）で活動した有名刀工で有る。 主な刀工に「国行」「国俊（通称・二字国俊）」「来国俊」「来国光」「来国次」らがいる。 「国行」が来派の実質始祖である。

「国光」は鎌倉時代末期から南北朝時代の刀工で「来国俊」の子と伝えられている。太刀姿は切先が延びた南北朝時代の作風を示すものが多く「来国俊」よりはその出来映えは豪壮で有る。 作域は大変に広く、来派伝統の直刃主体で小沸出来のも物と、乱れ刃主体で沸の強い作とが有り、後者は「正宗」などの相州伝の影響を受けたものとされる。
現存作は太刀、短刀ともに多く、短刀の方に沸が強く覇気の有る出来栄えの優れた作風が多々見られる。年紀ある作刀は嘉元2年（1327年）から、元徳・貞和を経て観応2年（1351年）に及ぶ。 作風地金は板目肌良く詰み、地沸厚く付き大変に美しく、地景が強く現れ、刃紋は直刃に小乱れ少し交じり、足や葉が盛んに良く入り、金筋、砂流し入るを特徴とします。 派来四代はいずれも国宝、重要文化財指定刀が多々有る。日本刀名跡の中でも最高位に位置する刀工一族で有ります。 「国光」は来四代の中でも、国宝重要文化財指定数が一番多い名刀工です。

本刀は約9寸の長さ、短刀として最適の寸法で、杢目強く鍛え精美な地鉄、表に棒樋掻き流し裏に連樋掻き流す。刃は直刃ややのたれ気味に足良く入り出来優れ、一部二重刃風となる。 帽子突き上げて返り深い。茎は生茎（うぶなかご）振り袖茎となり、穴2個が一つとなる、所謂瓢箪型、四角が生ぶ穴です。 錆色も時代を経た味わい深い錆色となっています。付属の拵も、燻銀のような渋い味わいの逸品です。ハバキは上蓋金無垢で台付き二重ハバキです。秀作拵付属です。
本短刀には、昭和六年の重要美術品証書が付属しています。重要美術品の実質的分類目録で有る、日本刀分類目録（本間順治校閲）の18項に（黒川福三郎）氏名義の本短刀が記載されています。（黒川福三郎）氏は、黒川家三代目で、黒川家は、大坂の両替商から証券会社を起こした商家のようです。 天保14年（1843年）京都に生まれた初代（黒川幸七）氏は、京都・大坂の商家に奉公し、文久年間に独立し両替商となる。明治11年、大阪株式取引所開設にあたり、仲買人となる。

本刀は委託品でございますが、なるべく売り切りきらせて頂きますので、皆様のご入札お待ち致しております。古研ぎの状態のままですので、写真のように少々のヒケ薄錆ございますが、鑑賞には何ら問題の無い状態だと思われます。
落札後は速やかにお取引頂けますお方様のみのご入札でお願い致します。評価の悪い方等の入札は当方の判断で取り消す場合がございます。 新規お方様でもご入札は出来ますが、質問欄より（落札に至った場合の購入の意思）をご連絡ください。

種別・・・・短刀
長さ・・・・27.5ｃｍ
反り・・・・0.1ｃｍ
目釘穴・・・1個
元幅・・・・約2.6ｃｍ
元重・・・・約6.ｍｍ
平成15年福岡県登録　

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