大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根の商品情報

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大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根 の落札情報

大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根の1番目の画像
  • 落札価格:
    224,222
    入札件数:
    54入札履歴
  • サイト
    ヤフオク!
    残り時間
    終了
  • 開始価格
    1,000円
    入札単位
    1,000円
  • 数量
    1個
    商品状態
    美術品
  • 開始日時
    2017年8月25日 21時37分
    終了日時
    2017年8月30日 22時55分
  • オークションID
    q171249406この商品をヤフオク!で見る

商品画像

  • 大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根の1番目の画像
  • 大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根の2番目の画像
  • 大嶺政寛●沖縄美術の巨匠●油彩6号『八重山風景』1973年●赤瓦屋根の3番目の画像

商品説明


【作家名】 大嶺政寛
【作品名】 八重山風景
【作品について】
 ・サイズ:6号:画寸タテ40.9cm×ヨコ31.8cm
 ・技法 :油彩
 ・署名 :画面右下にサイン・制作年
 ・状態 :良好
【額縁について】
 ・サイズ:タテ61cm×ヨコ51.5cm
 ・状態 :ある程度のキズ・ヨゴレがあります(前面ガラス)
 ・箱・袋:差箱・黄袋

※真作を保証します※





(2017年 8月 26日 1時 29分 追加)
 大嶺政寛の軌跡と絵画について沖縄県立博物館・美術館主任学芸員の仲里安広氏は次のように解説しています。
大嶺政寛は、戦後混乱期の沖縄で文化の復興に寄与した文化人であり、大衆に親しまれた画家のひとりでした。1960年中期以降、沖縄では「赤い屋根の画家」として知られ、赤瓦を描き続けた大嶺の絵画は、日本本土の画壇からいうなれば、エスニック風な、異国情緒あふれる画ともいえます。一方で「年々方方、同じ柄を描く人、いつみても赤い屋根の風景画は、代り映えのしないマンネリズムといったある種の焦らだちをこめた批判であった。」とあり、画風が変化しない面について批判されることがありました。
そのためか、戦後の重要な画家と認識できるが、評価しづらい側面がありました。さらにニシムイ画家が東京美術学校出身であり、美術について専門的な教育を教授したいわゆるアカデミズムの洗礼を受けたエリート画家であったのに対し、大嶺は沖縄師範学校を卒業して、教師からの出発でした。教員を兼ねながら画業を続け、中央画壇の鳥海青児や小磯良平等の交流や、春陽会などの団体展をとおした中から独自の絵画を創り上げ築いていきました。
ところで、1950年代の沖縄画壇では「人間の未知の世界がローカルの精神であっても良く、もっとのびのびとした自由の精神がローカルであっても良いのではないか」とあります。沖縄の美術界では1950年代中期からアンフォルメルやモダニズムの到来とともにローカル性を追求するようになった経緯がありました。大嶺はアンフォルメルやモダニズムは馴染まなかったが、ローカルとして沖縄の風景画にこだわり続けました。とりわけ1962年の八重山との出会いは大きく、赤瓦にかつての沖縄の姿を見ました。さらに沖縄本島の赤瓦より鮮やかな八重山の風景をきっかけに赤瓦屋根の風景画が確立されていきました。
<中略>
 ~八重山との出会い~
60年代は抽象的な絵画の波に押されて、具象絵画が片隅に追いやられていた時代でした。沖縄の画壇では1958年から開催した創斗展が抽象的な絵画の中核としてリードし注目をあびていました。この頃、大嶺にとっては沖縄の風景も変り果て題材が定まらない状況でした。そんな中、閉塞した状態を打開する契機となったのが1962年の八重山への旅であったといえます。そこには戦前から受け継がれた風景がそのまま残されていたことに感動しました。地上戦がなかった八重山諸島は、民家が戦火で焼き尽くされていなかったため、戦前の本島にあったような佇まいがそこに残されていました。さらに、大嶺が「新しい沖縄の発見」で述べているように、戦後初めての八重山の風景についてこのように述べています。
  山の木は黒々として、仏桑華の花の赤も葉の緑も本島のものと違って鮮やかだ。
  石垣にはフクギが生えていた。
  赤瓦(がわら)の屋根も違う。
  那覇や首里のものはどっしりと重厚だが、黒っぽくて輝きがない。
  だが、八重山の赤瓦は海風にさらされて、洗い朱色のようなサラッとした赤である。
  そして、白いイシグーの道はまばゆい。
  街はひなびて静かで、昔から受け継いだ生活がそのまま残っていた。

八重山に対する印象は、大嶺にとっては新たな戦後沖縄の風景の発見であり、大嶺が期待していた以上に衝撃的な出会いでした。その時の思いを大嶺は「私は、やっと本物にめぐり会えた気持ちだった。新鮮な感激だった。ひざがガクガク震えて、無意識のうちに両手をあげ“バンザイ”をしていた。私は大きな声で叫びたい感動にかられた。」と述べています。大嶺は炎天下のなか何時間も筆を走らせました。その後、沖展や春陽展へ出品、八重山風景画を数多く残しています。八重山風景との出会いは、新たな色彩を画面の中に取り入れるきっかけになったと思われます。本島の赤瓦と異なる八重山の朱色の屋根は絵にとって理想的な色彩であり、大嶺が望む沖縄の風景をより強烈に発信する色でもありました。また、戦後沖縄の廃墟を目の当たりにし、その風景を見慣れていた大嶺にとって、八重山の風景は心を揺さぶるものとして輝きを放ち、大きな感動を生じさせる起因となっていました。大嶺の絵画をより確固たるものとして成立させる条件が八重山の風景にあったこと、大嶺が追い求めていたものが八重山の風景によってかなえられたと考えられます。
『大嶺政寛展 : 情熱の赤瓦沖縄の原風景を求めて(仲里安広, 玉那覇英人, 大城さゆり編集. 沖縄県立博物館・美術館, 2015年』より抜粋


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【作家略歴】  

1910年(明治43年) 那覇市久米町に生まれる
沖縄県立第二中学校(現・沖縄県立那覇高等学校)在学時に、比嘉景常の薫陶を受けて西洋画を志す
1929年(昭和4年) 沖縄県立第二中学校を卒業後、沖縄県師範学校本科二部に進み、1930年(昭和5年)に卒業する
以後、那覇尋常小学校や那覇市立商業学校(現・沖縄県立那覇商業高等学校)、沖縄県立第一高等女学校等で教鞭を執る
1933年(昭和8年) 第10回春陽会展入選
1939年(昭和14年) 文展入選
1943年(昭和18年) 第6回文部省美術展(新文展)にて『首里風景』が入選
1949年(昭和24年) 第1回沖縄美術展で絵画彫刻部門審査委員を務め、沖縄美術連盟幹事に就任する
1951年(昭和26年) 琉球列島米国民政府より第2回国民指導員としてアメリカ合衆国視察に派遣される
1953年(昭和28年) 春陽会会員に推挙
1955年(昭和30年) 名渡山愛順とともに1955年協会を結成
1956年(昭和31年) 沖縄美術家連盟を結成、第1回展を開く
1967年(昭和42年) 第1回沖縄タイムス芸術選賞を受賞
1987年(昭和62年) 逝去(享年77歳)



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