￥真作保証￥寺島龍一６号アンダルシアの美女☆名鑑４２０万☆芸術院会員日展顧問☆東京国立近代美術館蔵 の落札情報

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■商品説明

◆美術名鑑では1号あたり70万円という評価を得ています。6号サイズなので４２０万円となります。

◆人物の表情を巧みに捉えた写実力と、内面を映し出す色彩による寺島龍一のエキゾチックな女性像には、妖艶な趣と共に高貴な気品が漂っています。アンダルシアの風景を背にした女性を描いた本作は、画伯が愛したスペインの美女の彫塑的な顔立ちが印象的で、長い首から胸元へと到る官能的なフォルムによって絶妙なバランスが生まれています。東京国立近代美術館に所蔵された『坐像』と同じ「座る」という得意のポーズを選び、マットな絵肌に強い線描を生かしたオリジナリティ溢れる作風により、美人画というオーソドックスな題材を現代的な感覚で再構成しています。

寺島龍一　「アンダルシーア」　F6号　60×48cm　キャンバスに油彩　左下にサイン　裏にタイトル・サイン　作品コンディション概ね良好

繊細にして力強い描線の個性的な婦人像で高く評価された寺島龍一。1918年（大正7年）栃木県出身の画伯は、東京美術学校（現・東京藝術大学）在学中から新文展に作品を発表し、'41年に初入選を果たしました。卒業後は日展と光風会に出品を重ね、日展では'57年特選、'70年菊花賞、'79年会員賞を受賞し、'92年には内閣総理大臣賞（最高賞）に輝きました。日展でたびたび審査員に選出され、評議員を経て、監事や顧問を歴任し、光風会では評議員や理事を務めました。そして、それらの多大な功績により、'97年に日本芸術院賞・恩賜賞の栄誉に浴し、翌'98年には日本芸術院会員に任命されました。その他では、『指輪物語』の挿絵などでも知られ、陰影の濃い作風はストーリーの深層を捉え、多彩な表現力を持つエネルギッシュな筆致でモチーフの表情をリアルに伝えました。作品は、東京国立近代美術館、長野県信濃美術館、佐久市立近代美術館などに所蔵されています。

1918年　栃木県出身
1941年　新文展初入選（同46年）
1942年　東京美術学校（現・東京美術大学）卒業
1957年　日展特選
　　　　　 光風会会員に推挙
1967年　光風会評議員に推挙
1970年　日展菊花賞受賞
1973年　日展審査員（以後３回）
1979年　日展会員賞受賞
1980年　光風会理事に就任
1984年　日展評議員に推挙
1992年　日展内閣総理大臣賞受賞
1995年　日展監事に就任
1997年　日本芸術院賞・恩賜賞受賞
1998年　日本芸術院会員に任命
2000年　寺島龍一画集刊行（ビジョン企画出版社）
2001年　没（享年83歳）

その他、日展顧問、辻永記念賞受賞

所蔵／東京国立近代美術館、佐久市立近代美術館、長野県信濃美術館、他

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