1950年製 フランス JTL チェロ弓 鑑定書付 の商品情報

過去3ヶ月の「 フランス 1950年製 」の統計データ情報

「フランス 1950年製」 に関する落札商品は全部で 2 件あります。

平均落札価格

26,000 円

最高落札価格

28,000 円

最低落札価格

24,000 円

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対象オークション 「1950年製 フランス JTL チェロ弓 鑑定書付 」 は 「フランス 1950年製」 を含む落札商品の中で、全2件中およそ 1 番目に高額です。

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過去3ヶ月の「 1950年製 」の統計データ情報

「1950年製」 に関する落札商品は全部で 106 件あります。

平均落札価格

33,396 円

最高落札価格

260,000 円

最低落札価格

450 円

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1950年製 フランス JTL チェロ弓 鑑定書付  の落札情報

1950年製 フランス JTL チェロ弓 鑑定書付 の1番目の画像
  • 落札価格:
    80,000
    入札件数:
    47入札履歴
  • サイト
    ヤフオク!
    残り時間
    終了
  • 開始価格
    1,000円
    入札単位
    1,000円
  • 数量
    1個
    商品状態
    中古
  • 開始日時
    2017年11月24日 21時3分
    終了日時
    2017年12月1日 21時3分
  • オークションID
    x512637510この商品をヤフオク!で見る

商品画像

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商品説明

フランス JTL(ジェローム・ティブヴィル・ラミー)の弓です。

入手の経緯や弓の詳しい話等こちらへ記載してますので参照して下さい。

https://ameblo.jp/iphone-fan/entry-12190832184.html


最近、弓を整理する為に、手持ちの弓を順番に整理してますが、この弓が最後になった様に、どうしても手放したい弓ではないので最低落札価格は設定してます。

と言うか、出品してるものの、いつも手放したく無いんですが、弾いてる人間は一人なので、使われないと道具も可哀そうです

但し、先のリンクを見て頂ければ、入手価格やメンテナンスに要した(リンク先参照)の価格などは分かるようになってますし、この弓で一儲けしようとも考えてませんので、凡そ推測つくかと思います。

毛は現在、黒毛を張ってます。

黒毛は、コントラバスには良く使われますが、チェロの弓としては珍しいかもしれません。

黒は引っ掛かりが良い反面、若干ダーク(暗い)な音色になりますが、弓そのものが明るく柔らかい音色ですし、オーケストラと言うより、無伴奏や室内楽、古典など、パワーよりも落ち着いた音色や音質などが要求されるケースの方が合ってる感じなので、黒にしましたが、白に張り直すと、又、印象が変わると思いますし、自分も、オーケストラよりもソロなどを中心に使ってました。

品の良い落ち着いた音色を出してくれるので、無伴奏等は俄然弾きやすくなります。

又、黒の良いところは松脂を使ってる状態が分かりやすいので、弓の元や先が使えてない(ので気をつけないと)と言うのも分かります(笑)

自分はしませんでしたが、職人さんに反りを入れ直して貰うと又違ったキャラクタの良い弓になるのではないかと思います。※しなかった理由は後で書きます。

この弓の特徴と言えば、先ず、「軽い」と言う事があげられます。

弓の値段に糸目は付けない様な余裕のある人は別ですが、大抵のアマチュアの場合(私もそうですが)、は高い弓を手に入れるのは難しいと思います。

そう言う弓の場合で、なお且つ新作となると、軽い弓と言うのは中々手に入らないと思います。

軽い弓を作るとなると、先ず、軽く=細く仕上げられる良い材料が必要となりますが、そう言う良い材料は、昨今のペルナンブコ不足の為、高価な弓にしか使われず、どちらかと言うとスネークウッドか?と言う様な重たい弓が増えてる様です。

この弓は、その点で、72グラム(白毛だと71)と非常に軽い弓ですが、製作から60年以上、材料からすると100年近く経てるもので、材料もペルナンブコの良い材料である目安の赤み掛かった良い材料が使われています。

軽い弓と言うのは、一度使ってみると分かりますが、非常に扱いやすく、又、音色が明るくなり楽器が良く響きます。

実は初心者の場合、重たい弓の方が扱いやすく感じますが、これはある程度弓の重さがある為、単純な四分音符等は弓が暴れずに弾きやすく、弓先でもちゃんと弦に乗って、特に何もしなくとも弓の重さで弾け、太い音も出しやすい為です。

一流の奏者でも重たい弓を好む人も少なくなく、デュプレなども重たい弓を好んでいた様です。

但し、徐々に様々な曲を弾くようになってくると、上級者の様に重たい弓を軽やかに扱える様になるには、相当な訓練が必要ですし、楽器も、それだけのパワーに応えられる様な良い楽器が必要となりますが、一般的なアマチュアの場合だと、重たい弓を軽やかに扱えるテクニックも無く、押さえつけ過ぎて、弓の重さに押し潰されて楽器の響きが殺されてしまう様なケースの方が多いと思います。

楽器を良く鳴らす為には、必要以上に圧力を掛けない事が重要ですが、重たい弓が難しいのはこの点で、圧力を掛けず、柔らかいpp等を出そうと思えば、弓を若干寝かせるなど、様々なテクニックが必要となりますし、普通、アマチュアが手に入れる弓の場合だと、「太くて」重たい弓が多い為、反応と言う点でも、重いけど細くて腰がある、中身が詰まった材料の弓に比べて細かな操作に苦労します。

プロの使ってる様な高級な弓の場合は重たいだけでは無く、材料の質や作りも違いますので、一概に重さだけではわからない部分もありますが、少なくとも物理的には慣性の法則はどんな弓でも働きますので、ダウンの方向へ動いてる弓をアップの方向(逆方向)へ動かそうとすると軽い弓の方が楽であるのは当たり前の話です。

一般的に、弦楽器で大きな通る音を出そうと思えば、駒寄りを弓の量を使って出すのが最も良い方法で、量=速さでもある為、弓を沢山使う為には、ある程度の重さの弓を速く動かせるテクニックと筋力を身に付けるか、軽い弓を使うと言う選択肢がありますが、そもそも、軽い弓を使った事が無い場合は、そう言う操作が覚えられる筈もなく、自然、あまり沢山弓を使えず、弓の重さに頼って、指板寄りをゴソゴソ弾いてるアマチュアが多いと言う事になります。

ちなみに、駒寄りの場合、難しいのは弦の振動で発生する、弦から弓に対するホルムヘルツ運動のスティック(ノコギリ波的な振動)に対応する事です。
弦楽器の振動は常に正弦波の様な一定の形ではなく、引っ張る→放れるを一定速度で繰り返していますが、真ん中辺りが弾きやすいのは、この距離が長い、即ち、振動の幅(周期)が長い為です。
この周期が長ければ、多少反応が悪い弓でも音が出ますが、駒に近付く程、この振動の幅が短くなる為、弾くのは難しくなります。

重たい竿(その上硬い場合は尚更)の弓の場合だと、この短い振動に対応出来ずに、滑りますので、それを防ぐ為に、押さえつけようとしてしまい、結果的に楽器は鳴らずに硬い音になる。と言う本末転倒と言う状態となってしまいますが、軽い竿(尚且つ柔らかい)弓の場合は、この弦の速い周期の振動に柔軟に対応しやすい為、滑り難く(いわゆる「吸い付く」と言うのはこの状態です)、押さえつける必要が無い為、実は重たい弓よりも駒寄りが鳴らしやすくなり、遠くへ通る大きな音が出るようになります。

結局、道具かよ。と言う話になりますが、プロは多かれ少なかれそう言う良い道具を使ってると言う事です。

その為、私も、この弓を手に入れてから、軽い弓の良さに気が付き、良い弓を探してました。

この弓で不満だったのは、製作年度が古い為なのか、形が昔ながらのヘッドが小さい弓と言う事で、出来れば、軽くて、尚且つオーケストラでもある程度パワフルに使えるヘッドが効いた弓を探してて、最近、やっとそう言う弓を手に入れましたので、先日まで2本で使い分けしてた、ドイツの弓とこのラミーを手放す事にした訳です。

この弓のもう1つの特徴は「柔らかい」と言う事です。

これを「腰が抜けた」と言う状態なのかは分かりませんが、張ると比較的真っ直ぐになります(写真参照)。

但し、弾力がある為、押さえると竿そのものが曲がりますので、弾いてる状態では毛と竿の隙間は狭くなりますが、この状態の幅が広い為、ppからffまで柔軟に弓が対応してくれます。

1弓でのデクレッシェンドやクレッシェンド等が非常に楽に出すことが出来ますし、音の立ち上がり等もソフトに出すことが出来ますが、オーケストラではそう言う微妙な表現はあまり伝わりにくいのでソロやチェロ1本の室内楽向きだと言う事です。

実は、反りを入れると腰が強くなるって良いかもしれないと思ったものの、この柔軟性も弓の特徴だった為、敢えてそのまま使っていました。

腰が強い弓と言いながら、張っても反ったままの状態で硬い弓の場合は、単なる硬い弓でしかありません。

自分はこの柔らかさが気に入ってましたが、反りを入れる事で、腰の強さが増して、又、キャラクタが変わる可能性もありますので、一度試してみられる価値はあるかもしれません。

以上、弓の紹介と言うよりも、一般的な話が長くなりましたが、入札されなくとも何らかのヒントにして頂き、良い弓に出会える事を願ってます。

弓の状態ですが、古い弓の割りに、竿の部分にヒビ等はなく、状態は良いと思います。

但し、メンテナンスをする時に、指摘されたのが、フロッシュの右側の上部に入ってる薄いクラックで、これは既に工房で補修して頂いてます。

このフロッシュやスクリューも年代物ですが、やや小ぶりに作られてますので、手の小さい女性の方にも良いかもしれません。

メンテナンス時に、工房で、銀糸と巻皮を新しい物に交換しましたが、使用に伴い、皮などはすり減ってます。

念の為ですが、中古品である為、NCNRでお願いします。

梱包はエアキャップで包み、プラスチック製のパイプに入れて発送します。

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