希少！完動品！UNDERWOOD PORTABLE 3BANK MODL タイプライター の落札情報

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■商品説明

希少な3段配列キーボード・ポータブルマシン。
タイプライターの巨人が作った不遇の名機!
★UNDERWOOD STANDARD PORTABLE★完動品です。

20世紀初頭、タイプライターがビジネス社会に根付くなか、手軽に持ち運びできるポータブル製品が登場します。このポータブルという新市場を切り開いたのが、1914年に発売され当時大人気を博したCORONA3。タイプライター本体を２つに折りたたむユニークな機構を持ったマシンです。

そして1919年、オフィスタイプライター市場の覇者UNDERWOOD社が、CORONA3が築いたポータプル市場に対して果敢に挑んだ第1号ポータブル機が、この“UNDERWOOD STANDARD PORTABLE”です。
このマシンは、折り畳まなくてもCORONA3と同サイズで、しかも重量はライバル機に比べ圧倒的に軽く、これまでのタイプライターのイメージを一新するような製品。まさにポータブルマシンの真打ち登場というべきものだったでしょう。

ところが、UNDERWOOD STANDARD PORTABLEのセールスは、パッとしない結果に終わってしまいます。失敗の原因は、このマシンの最も大きな特長である “3段配列キーボード”でした。
実は3段配列キーというのは当時でも珍しく、それを採用していた代表マシンがCORONA３でした。つまりUNDERWOOD社は、CORONA社が切り開いたポータブルマシンのスタイルに沿ってより質の高い商品開発を行い、そのシェアを奪うべく真っ向勝負を挑んだのです。でも、その壁は思いのほか厚かったようです。

CORONA3からの乗り換えが進まなかった理由は、UNDERWOOD社のマーケティングの過ちと言われています。当時のCORONAユーザーたちは現在のAppleのファンと同様にCORONAの熱狂的な崇拝者であり、他社製品に関心を持たなかったのです。また一方で普段4段配列キーのUNDERWOODオフィスマシンを使い慣れていたユーザーたちにも３段式は敬遠されてしまったという、２つの誤算があったのです。

こうして3段配列キーボードを持つUNDERWOOD STANDARD PORTABLEは、タイプライターの歴史上では画期的な名機として認められながらも、極めて珍しいタイプライターとなったそうです。

いまや使われることも無くなったタイプライターですが、その時代のエンジニアが技術とアイデアを尽くして造り上げた美しいマシンです。どなたかに、そんな一世紀前のビジネスドラマに思いを馳せながら、このマシンを側に置いていただければ幸いです。

○商品の状態
★ちゃんと文字が打て、紙送りもスムーズな完動品です。ロゴタイプもしっかり残っています。プラテンのゴムの状態も良好です。 ★100年近く前に作られた製品ですので、キーボードの枠の塗装剥げなど全体的に擦れや細かなキズなど、ある程度の使用感はありますが、とてもきれいな状態だと思われます。 ★収納ケースの持ち運び用の革の把手は、さすがに切れてしまったようで付いておりません。

デザインとしても非常に洗練されており、極めてまれな美品かつ完動品だと思います。
コレクションとして大切に扱っていただける方に、あるいは店舗やお部屋のインテリアアイテムに最適です。

○サイズ
本体／幅：29.5cm　奥行き：23cm　高さ：12cm
ケース／幅：31.5cm　奥行き：25cm　高さ：13cm
素人採寸のため、多少の誤差はお許しください。

・古いものですので、商品の状態は、画像をご参考にご確認願います。
すでに造られて約96年も経つ精密機械ですので、いつどんな不具合が発生するかわかりません。
現状渡しということでご理解ください。
・落札後のキャンセル、発送後の返品は受け付けておりません。
あくまでも古い品物であることをご理解いただいた上で、ノークレーム・ノーリターンを大前提にご入札願います。
・古いものになれていない方や神経質な方は入札をお控えください。
・その他不明な点がございましたら、ご質問いただければ、当方がわかる範囲にてお答えいたします。

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